各国の郵便事業体の話は参考になるが、Toll社買収の話が盛り込めず新しい中期経営計画発表ともすれ違いのタイミングでの発売になったのが残念
大型上場が予定されている日本郵政について説明した本。
日本郵政の歴史、
各国の動向、
郵便、
ゆうちょ銀行、
かんぽ生命、
JPタワーのような不動産事業、
今後の成長戦略、
上場に向けての話が載っている。
著者は慶応大学教授。


真摯に書かれており、
それほど突っ込んだ内容ではないものの、
日本郵政の現状を知るには悪い本ではない。
特に、
世界各国の郵便事業体の動向に多くのページが割かれていることは本書の特徴といえる。
ヨーロッパで相次いでいる郵便事業体の株式公開の様子は一覧表できれいにまとめられている。
DHLが世界有数の物流企業となったドイツ、
歴史のあるイギリスのロイヤルメール、
ユニバーサル・サービスを重視しているフランスのラ・ポスト、
赤字に悩むアメリカのUSPS、
果敢な提携や買収を行っているシンガポール・ポストなど、
それぞれの国の状況は興味深い。
今や、
欧州では全ての国の郵便事業体が公社または上場企業となっており、
日本郵政の近年の動向や立ち位置についても、
このような世界的な視点から見てみるのはいいかもしれない。


ただ、
この本、
発売のタイミングに恵まれていない。
まず、
2015年2月18日に発表されたオーストラリアのToll社の大型買収が載っていない。
少なくともこのレビューの対象としている初版には見当たらない。
様々な賛否両論の意見も含め、
この買収の成否が今後の国際物流事業の鍵になることが予想され、
良い悪い以前の問題として、
この件についての考察が載っていないのは痛い。
本書の発売日は2015年3月20日でToll買収発表の1か月後なのだが、
もう出版が決定していて間に合わなかったのだろうか。
また、
2015年4月1日に日本郵政は、
2015年度から2017年度を計画期間とする「日本郵政グループ中期経営計画 ~新郵政ネットワーク創造プラン2017~」を発表しており、
これとも時期がほとんど入れ違いになるという事態が生じてしまっている。
本書では、
2014年2月の「日本郵政グループ中期経営計画」の内容については大いに参考にされているので、
結果的にこの本は出版された直後にもう古くなってしまった中期経営計画に基づいて書かれた本となってしまっている。
こういったタイミングとの兼ね合いは著者の責任とはいえないものの、
購入を検討する側としては留意する必要があると思われる。
日本郵政: JAPAN POST

その他の感想

値段の割に豪華
とてもよかったです。残念な点が一つ。
鼻あてがやや低い
癌治療中の方、癌の予防を考える方、是非読んでください。
初回版なら買い
コスパは良い方かと
組織も自分も変わらないと嘆いている方に。
アンパンマン ランチベルト
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楽器の穴開け。
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涼しげである
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読む気が起きない。
キュート!
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cobaさん最高
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