非常に平易に書かれた全国民が知らねばならぬ昭和史。
愛読書は「日本現代史」ねずまさし著(三一書房、
1966年版)だが、
それは資料も原文が多く読み難い。
一方で本書は非常に易しく話し言葉で書かれ、
高校生も大学生も読めるようにルビが振られている。
近現代史は授業で疎かになっていることから、
夏休みの宿題に本書の読書課題は最適であろう。
日本は1865年に開国し、
懸命に富国強兵を進め40年後に近代国家を完成させた。
ところが図に乗り過ぎその40年後の1945年に壊滅した。
昭和は戦争の歴史だが、
そのキーはまずは満州にある。
満州は国防の最大の防衛線であり、
資源の乏しい日本に魅力の鉄と石炭があり、
移民政策の人口流出先であり、
日本の失敗は全てここから出発だ。
更に昭和4年の張作霖爆殺事件、
昭和5年のロンドン軍縮条約、
昭和の方向性がスライスする2大事件だ。
軍の常套手段「統帥権干犯」を持ち出す考え方が確立された。
陸軍も海軍も「失敗の本質ー日本軍の組織論的研究」(中公文庫)にある通りだ。
「ノモンハン事件」で最悪は関東軍参謀の服部卓四郎中佐と辻正信少佐。
その後も二人は開戦直前に服部は参謀本部作戦課長、
辻は戦力班長で復活した。
「インパール作戦」で最悪は第十五軍牟田口廉也中将とビルマ方面軍河辺正三大将だ。
海軍でも最悪は開戦直前に軍令部軍務第二課長の石川信吾大佐だ。
斯様な輩達を排除出来なかったのが悲劇だ。
強気一辺倒の軍部と、
閉塞感が国民も戦争風潮に追い立て、
愛国心の昂揚、
一度動き出せばもう止められない日本だ。
以前に「屍(しかばね)の街」大田洋子著(1950年出版)のブックレビューで書いたが、
8月6日(広島原爆の日)や8月9日(長崎原爆の日)を知らない者が渋谷辺りに大勢いる。
6月23日(沖縄慰霊の日)や8月15日(終戦記念日)も含めて、
日本人なら最低限知っておかねばならぬが。
昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

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