WPやCMSのしくみ、PHPの基本や考え方が理解できる。

HTMLとCSSを理解し、
WordPress（以下、
WP）の基本操作や投稿できる人が、

しっかり自分でカスタマイズができるようになるための本。


デザイン的に文字サイズ大きく、
図解多めで、
緑・白・黒を基調とした谷藤本を彷彿とさせるティスト。

内容はペンギン本に近い。
（但し、
本書はWP＆PHPの基本部分に特化）
デザイン系のMdNの書籍には珍しいPHPコードが中心の本で、

ソースコードの文字サイズの大きさとフォントスタイルがとても良い。

苦手なMdN独特のソースコード内の線も背景色が緑で線は白なので苦ではありません。


＝主な内容＝
1章　WPとPHPの基礎知識
2章　PHPの基本
3章　WP特有のルール
4章　WPで使われるコード解説

1章と2章で基礎・基本を理解、
3〜4章の独特なパターンを習得すれば、
自力でカスタマイズできる基礎力は付く。

しかし、
それ以上にCMSの概念が理解できると思う。


従来のWP本は、
Webデザイナー向けのビジネスサイト用サンプルのテーマやプラグインの作成や解説が多い。

本書のような、
WPを通したPHPの基本に焦点を当てた書籍は皆無だった。

あくまでもWPに特化したPHPの基本で、
第2章の「PHPの基本」をさらっと読むだけでも、

なんとなくですが、
「PHP」のイメージが掴めるでしょう。

よくあるPHPプログラミング本の「Web開発します！」感じでなく、
「CMSで動的なWebページが動くのは
実はこういう仕組みなんです」という基本部分を理解する趣旨の本。

WPではないの通常のPHPを学びたい人は、
他のPHPの入門書やドットインストールのPHP入門での学習をお勧めします。


通常のPHP入門書でなく、
WPで使うためのPHP入門書というコンセプトは面白い。

本書のティストでの通常版PHP入門、
個人的に購入したいところですが、
実際、
世間的に需要があるかは正直分からない。