三国時代の終焉までの55年間を描く最終巻
三国志演義の第4巻。
カバー写真は葛飾北斎画の諸葛亮(MAK-Austrian Museum of Applied Arts/Contemporary Art.Photograph)。
全120回のうち91-120回を収録。
本書は西暦225年から280年の55年間だが、
諸葛亮の死が234年で第104回(p329)なので、
本巻の約半分にあたる部分は、
10年弱の出来事に割かれ、
残りの部分は、
駆け足で、
三国時代の終焉までを描く。
後半で活躍するのは、
魏の簒奪を狙う司馬師と司馬昭兄弟で、
蜀では姜維。
姜維の北伐の繰り返しの部分はやや冗漫だが、
蜀と魏(トウ艾とうがい、
鍾会しょうかい)の最終決戦は、
展開が目まぐるしく、
スピード感があり、
読みごたえがある。
呉の末路は最終回で描かれるが、
晋の羊コ(ようこ)と呉の陸抗(りくこう、
陸遜の子)のお互いをリスペクトする交流は、
敵は勿論、
味方同士の騙し合いが多い演義後半の中では、
清涼剤となっている(羊陸之交、
羊陸の交わり:いかなる政治的な先入観を帯びない私的な交誼を表す言葉)。
曹操などの英雄に比べて、
本巻の後半の登場人物は、
やや小粒な感は否めない。
本巻でも、
登場人物が引用するのは、
孫子、
論語などが多く、
歴史的人物としては、
張良や韓信が尊敬を持って引かれている(韓信を描いた史記の淮陰侯列伝の引用も多いp211など)。
巻頭に11ページの登場人物紹介があるが、
末路まですべて書かれてあるので、
これを読んでしまうと興味が削がれてしまうが、
読後に辞書的に使用するには重宝。
以下は金言。


司馬懿が諸葛亮に対して:将は良才に遭(あ)えば、
敢えて驕(おご)らず(名将と渡り合えば、
謙虚な気持ちがかんじん)p237

司馬懿(論語衛霊公篇を引用して):小を忍ばざれば、
即ち大謀を乱るp294

死せる諸葛、
能(よ)く生ける仲達を走らすp325

羊コ:天下のことは、
いつも十のうち八か九は意のままにならないものだ。
今、
天が与えたものを取らないとは、
なんと残念なことよ。
p631

司馬炎:善良な人を推薦するのは立派なことだ。
卿(きみ)は朝廷に人を推薦した後、
どうして当人に知られないようにしたのか。
三国志演義 (四) (講談社学術文庫)

その他の感想

なぎなた漫画にあらず
デールカーネギー流セールスがここまでスゴイとは!
足がスッキリ長く見える?
アクションが苦手でも楽しめました。
安定して使える。しかも安い。
10年ぐらい使っています
USTREAMでほれました
色んな意味で勉強になりました。
とても良い(ー_ー)!!
手ごろです
使いやすいアンブレラホールダー
これ一つあると便利
リファレンス用に置いておきたい1冊
時代とともに人生を振り返る
エクシアのジョイント流用は正解だったのか※オーライザードッキング部分改変。
初中級向けだと思います
長いキッチンマット
高橋広樹の無駄遣い。
ストレスが貯まるトラックボール
甘くていい匂い
これまで乗ってきた人にもこれから乗っていく人にも
めったにないGigabitリピータ
フレームワークを利用した適用例
値段相応の携帯用置き台
サッカー入門の決定版。
定期的なメンテナンスのために
お気に入りです!!!
問題なく使えてます。
戻る