なぎなた漫画にあらず

数多くのスポ根部活漫画があるなか、
「あさひなぐ」が一番部活動ぽい気がする。
部員それぞれの部活への思い、
なぎなたへの思いはバラバラ。
他のスポ根部活漫画だとみんな当たり前のように全国制覇を目指す感じがあるが、
「あさひなぐ」では一応目標としての日本一は掲げる（コーチの事情）のだが、
部員全員の一致団結した思いでの目標ではないのだ。
スラムダンクで言うところの「ダンコたる・・・」という思いはまだ部員たちで共有していない状態である・・・が、
それが良い！実にリアルだ。
部員もコーチもライバル達も迷いながらも「なぎなた」と言うマイナー競技に惹かれていく感じがとても心地よいのだ。
どんなジャンルであれ部活動を現役でやってる学生は是非読んで欲しい。
この16巻では総当たり部内戦によってバラバラの部員達の気持ちが一気に噴き出します。
これからの部のあり方を決める大切な分岐点の巻です。