結局、「女子力」「女子力男子」って何なの?
「女子力」「女子力男子」とは一体何なのだ? 読み終わって、
ただ一つの感想はそれである。

著者は、
「女子力男子」について「従来、
女性がやっていたり、
得意とされた領域の力が備わっている男性」という大雑把極まりない定義は示している。
しかし、
それが具体的に何なのかは一切示されることがない。

「従来」とは一体いつだろう? 10年前と30年前と50年前の「男らしさ」「女らしさ」などについての意識を比較すれば大きく違っているのではあるまいか? また、
著者は、
個別のトピックスをもって(例えば、
料理が得意、
とか、
美白に気を使っている、
健康に気を使っている)「この人は女子力男子」とレッテルを貼っていくのだが、
そもそもそういう要素を昔の男性は全く持っていなかったのだろうか? そういうことを一切示さず、
「増えているのは当然」という前提で語ってしまうのである。

著者によれば、
若者がタバコを吸わなくなったのも「女性化」と言うのだが、
今の20代くらいの人であれば、
煙草の害についての報道を山のように見ているし、
また、
次々と起こる煙草の値上げラッシュも経験しているはずである。
それどころか、
テレビなどで喫煙シーンが出てくるだけでバッシングされる、
なんていうのも見ているだろう。
そういう中で、
喫煙をしなくなる、
というのは、
女性化とか無関係なのではあるまいか?

さらに、
本書を読んでいて気になるのは、
著者の言う「女子力男子」の基準の曖昧さ。

例えば、
著者は「典型的な女子力男子」として、
俳優の速水もこみち氏を挙げる。
著者によると、
男性であるが、
非常に料理が上手い、
というのがその理由なのだという。

しかし、
速水氏は見ての通り、
がっちりとした体型であるし、
また、
色黒でもある。
その観点で見ると、
がっちりとした体型を拒む、
『細マッチョ男子』や、
日焼けなどをせず、
色白であることを目指す『美白男子』とは正反対といえるだろう。

となると、
結局、
何を持って「女子力男子」と言うのかわからなくなってしまうのである。
女子力男子 ~女子力を身につけた男子が新しい市場を創り出す

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