スッキリしない読後感。だがそれが面白い。
 訳者あとがきに拠れば何故か一部でやたらと評判が高い様だが、
パルプ・フィクションの分野で活躍した作者の作品で他に名が残っているのは無い様だから、
奇跡的に一発当たったのだろう。
実業家の謎の失踪とそれに絡む謎の怪人の暗躍の謎を、
偶然巻き込まれた外科医が探って行くと云う体の一人称ミステリなのだが、
あちこち関係無い所に話が飛んだり、
話の途中で、
これこれの登場人物は実は後で殺されるんだとネタバレしてしまったり、
妙に思わせ振りな書き方で大事な説明を放置して寸止め状態の儘長々と読者をじらしたり、
作者の技量が下手なのか巧妙なミスディレクションなのか区別が付かない儘読み進めなければならないので、
傑作なのか駄作なのか、
最後まで読まないと判断出来ないと云う難しい代物だ。
あとがきでは熱に浮かされた様な文体抜きにしてこの作品は考えられないと云うコメントが紹介されているが、
確かに、
推理を後回しにして取り敢えず語り手の言うが儘に先へ先へと進んで行かなければならないこの作品の最大の魅力は、
その強引な文体であることは否定出来ない。
読後に思い返してみると、
混乱した語り口が醸し出す悪夢的雰囲気こそがこの作品の高評価の要である気もする。


 諸々の手掛かりが犯人の正体をこの人だと声高に告げていると読者が思い込んでいると、
終盤の謎解きでそれが見事に引っ繰り返される、
と云うのはお決まりの展開の筈なのだが、
綺麗に謎が解明されたにも関わらず、
ここまでその謎解きが容易に信じられない、
読後感がスッキリしない作品も珍しい。
だがこれを傑作と呼ぶ人が居るのも或る意味頷ける。
クリスティなどとはまた別の意味で、
作品全体が非常にトリッキィな作りになっているのだが、
これが偶然の産物なのか作者の技量なのか判別出来ない。
評価に悩む怪作である。
赤い右手 (創元推理文庫)

その他の感想

探してた物がすぐ見つかりました
生地はかなり厚手です
6個5個不良品。スポットライト自体を壊す可能性あり
パッケージ裏の詳細
薦めません
400ml詰替えの方が安い。
外側のポケットが充実
サイズがめちゃくちゃ
オリジナル音源
個人的にカナル型が合わない
簡単ですよ
USB 3.0対応で8GBなのに安くてデザイン、色もいいがオートリターン機能と幅広なのが使いにくい。
まさに極意。
私の体形に丁度良い
かなりお勧めです。
アントニー!
切れ味の良さは抜群です。
表紙は
法律用語は正しいんでしょうか。。
とてもお手頃なマヌカハニー
最近は明らかに品質が落ちている
ただただ残念です。が!対策できました。
やっと出会えたマイグラス♪
Wii u のステレオマイク延長用に
nice!
基礎の再確認に.
すごく楽しい。片っ端から聴いてます!
2週間続ければ効果がわかると思う
現在最高峰の「バッハ漫画」!
かわいくてキレイ!
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