高峰秀子生誕９０周年記念復刊

と、
帯にありました。

高峰秀子が生前愛用した趣味の良い愛用品が素晴らしく、
それは簡潔な文章のイメージを、
ある種いい意味で裏切るアールデコ調のものもあり、
大判なので１ページの写真で楽しめて、
そして高峰秀子のその愛用品にまつわる文章も素晴らしい。


望んで女優になったのではなく、
生涯続いた養母どの確執、
幼い頃から養わなければならなかった親族たちなど、
苦労がたえなかった高峰秀子は、
愛用品に夢をたくしたのかもしれないなどと思いました。
そして生涯の良き伴侶を得た事は宝物のように大切な存在となったと思うのです。


フォトも美しくエッセイもふんだんに読むことができるので、
ファンならずとも人生を丁寧に生きまっとうした高峰秀子の真摯で誠実な心が伝わってくる１冊になっていると思いました。
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