「NARUTO」という作品全体のヒロインがサクラなら

今回の映画…そして「うずまきナルト」という一人の人間にとっての、
人生のヒロインはヒナタだったんだなぁ、
と感じた作品だと思いました。

正直今までナルトの事は「可愛い、
やんちゃな子」という感じで１５年間微笑ましく見てきたのですが、
仲間としての絆や友情、
家族の愛を知った後、
今度は一人の人間として愛し愛される事を知って大人へと成長したナルトがとてもかっこよく思えた作品だと思います。

昔のやんちゃな少年の頃を思うと少し淋しい気もしますが…ああ、
こういう大人への「変化」が「成長」なんだなぁと…。


後、
サクラについても今回活躍している場面があって、
サクラが好きな身としても嬉しかったです。

個人的には、
女性の立場から、
ナルトの恋愛に対して背中を押す存在が、
七班として絆を深めてきたサクラで良かった、
と思いました。

何より、
サクラだからこそ、
言えた事、
できた事だったのかな、
と……。


原作とはまた違った別の一面、
ナルトが今まで見せなかった、
一人の男として、
一人の女性…愛する人へと向ける表情と…ナルトの成長を見守って来た方には、
最後まで見届けて欲しい内容だと思います。