結局ここへ辿り着く、DXの定番標準ズーム

ニコンDXフォーマットの常用標準ズームレンズは、
18-200mmや他社製品も含め色々試行錯誤しましたが、

どれも帯に短し襷に長しの状態で、
結局昨年秋になってこのレンズにたどり着きました。


早速色々な状況で試してみましたが、
結論から先に言うと
｢もっと早く導入すべきだった」、
この一言に尽きます。

現在D7000との組み合わせで用いていますが、
シャープな写りは他の皆さんのレビュー通り。

16Mpの高画素数機でもその実力が遺憾なく発揮され、
画像の先鋭度では単焦点並みと言っても過言ではありません。

16-85mmの焦点距離も色々な状況に対応しやすく便利。
もう18mmからのズームには戻れません。

また、
手振れ補正機構VR2も室内行事などの照度の低い条件化での撮影をサポートしてくれます。

さらに作りはしっかりしており、
伸長時の鏡筒のがたつきなども無く、

ズームリングは適度な重さでレンズが意に反して望遠側に伸びてしまうということもありません。

サイズもD7000やD90(以前使っていました)のコンパクトさを損なわない、
絶妙のフィッティング。


こんな長所が一杯のレンズ、
私が導入をためらっていたのは開放F値がf/3.5-5.6と｢やや暗い｣ことが理由でしたが、

現行のデジタルカメラは皆高感度での画質が優れているので、
実際使ってみると特に不便はありません。

それよりも、
先に述べた長所が些細な｢短所｣を十分補ってくれます。


中級機以上のDXフォーマットユーザーには、
システムの中核をなす汎用レンズとしてこれを是非お勧めします。

あとは好みや対象被写体に応じて、
明るい単焦点･マクロ･広角･望遠などを組み合わせれば更に満足が得られるはずです。