もうちょっと重厚感が欲しい

これだけのキャストを使ったらもっと重みのある話にできたはずだ。


黒人を失明させるほどの暴力犯罪者だったマークウォールバーグもすっかりハリウッドスターとして、
ラッセルクロウやキャサリンゼタ=ジョーンズに引けをとらない存在感を纏っている。


この作品がチーブな原因は、
市長、
市長選、
というかなり重いテーマに付随するある計画の陳腐さだ。

この計画のために悪事を働くものとそれを暴こうとするものの応酬がテーマなのに、
それそのものの重要さをうまく提示出来ていないことが最大の弱点。


その部分を補完してくれる脚本家がいれば名作になりえた作品なだけに惜しい。