折に触れて再読したくなる「人生論」のような一冊
文庫新刊コーナーで発見し、
思わず手に取りました。

どう見ても見覚えある顔…タイトルは「星の王子さま、
禅を語る」!
ちなみに、
カバーイラストは南伸坊氏が担当されています。

2005年に日本での『星の王子さま』の著作権期間が満了し、

『星の王子さま』の新訳が数多く出版されましたが…
星の王子さまと禅という組み合わせは、
まさに「禅問答」です。


しかし、
本書は1988年に筑摩書房から刊行され、
本書はその文庫化されたもの。

不明を恥じ入りながらも、
臨済宗妙心寺派の僧侶である著者・重松宗育氏の「心眼」に接し、

実に多くの「気づき」を得られたことに、
心より感謝申し上げたい。


著者には、
本書以外にも『モモも禅を語る』、
『アリス、
禅を語る』も上梓されています。

また未刊として、
『大草原のローラ、
禅を語る』、
『童謡の禅を語る』もあるそうです。


解説を記されておられる花園大学名誉教授・西村惠信氏曰く、

“文字や言葉が、
作家の心からダイレクトに迸り出るとき、

それが他の者の心を揺り動かすとすれば、

これぞまさに禅における伝達そのものに他ならない。


本書は奇を衒った安易なアイデア本の類ではありません。

不立文字、
直指人心、
脚下照顧、
主人公、
色即是空、
空即是色、
一隅を照らす、

自由、
仏性、
一期一会という十章から構成されていますが、

『星の王子さま』の名場面、
名台詞が無理なく「禅的なもの」を内包していることが、

実にシンプルな文章で論証されていくことに驚かされます。


殊に「十牛図」を使った説明は、
公案の臨済禅の面目躍如。

しかし、
「はじめに」で重松氏が表明されているように、

難解な禅の専門用語は最小限に抑えられています。


また、
著者はアメリカ文学を大学で担当されておられるだけに、

禅や仏教の引用に留まらず、
パスカルの『パンセ』、
エミリー・ディキンスンから、

漱石、
唐詩選、
果ては『宇宙からの帰還』に至るまで幅広い教養に裏打ちされた論旨は秀逸。
星の王子さま、禅を語る (こころの本)

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