憂国の雄叫び
 「慨世」とは世の中を憂えること、
つまり憂世(憂国?)。
それの遠吠えをする、
というのがこの本の題名の意味なんです。
だから、
この題名の対極にあるのが「愛国の雄叫び」ってことなのでしょうか。
でも『愛国の雄叫び』なんて本が出版されたら恥ずかしくて本屋さんで手に取る人は皆無でしょうね。

 帯に「超『対談』」とあるように、
鈴木邦男氏特有の「何々だ。
何々である」という繰り返し表現は巻頭言以外避けられていて大変読みやすく、
鈴木氏も聞き上手に徹しております。

 この本を読み進むうちに、
普通はありえないグローバリストとナショナリストが共生できることの秘密が解き明かされています。

 あまりにも彼らの「予測」が当たるので、
驚きました。
読み終えた日の翌日の朝刊(2015年3月15日)の見出しに「自衛隊 海外活動拡大へ」「自公、
安保枠組み合意」「世界の警察 米へ助力」などの文字が躍っておりました。
さらに下面を見ると「訪米 議会演説を調整 首相 首脳会談4月28日が軸」とアメ様からのご褒美も報じられておりました。
きっとまたいろいろ要求を飲まされてご帰国なさるのでしょう。


 P.231からの引用
内田「あの人(安倍晋三のこと)を駆り立てているのは、
自己処罰と破滅願望じゃないですか。

鈴木「おじいさんの復習は?」
内田「それもありますけど、
ベースは破滅願望ですね。

鈴木「でも自爆と自虐はちがうような。
自虐は謙虚だからいいと思いますよ。
でも、
自爆はもう、
どうにでもなれという感じで、
他の人も巻き込むでしょ。

内田「前に藻谷浩介さんとその話をしたんです。
安倍さんは危機管理ということに全く関心がないんです。
(以下略)……

 アレな女性国会議員(『セクシーナイト』小ヒット)が国会で「八紘一宇」の講釈をたれたのもこの本の発売と同時期で「やっぱりね」と思ってしまいました。
まさにタイムリーすぎます。

 故三島由紀夫氏が「実は私は『愛国心』といふ言葉があまり好きではない。
何となく、
『愛妻家』といふ言葉に似た、
背中のゾッとするやうな感じをおぼえる。
」と言ったのを思い出してこっちもゾッとしました。

 フツーの方にお読みいただきたい本です。
慨世の遠吠え

その他の感想

椎崎さんの本の中で一番好きかも・・・v
美しくて楽しい!とびきりの解放感。 全きの自由がそこにある。
いったいどちらが届くのか
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さすがSWAROVSKI!
リピート購入してます
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