閉塞したＳＦ？

遙かな未来、
銀河中に人類が進出して、
遙かな別銀河とに「回廊」が接続された。

　そこへ、
強力な科学力を持った昆虫型異星人が侵略してくる。
人間は全滅に近い打撃を受け、
辺境の星域に逃げ延びる。

　　主人公は、
密輸を生業としていたが、
犯罪組織の親玉に捕まり、
恐ろしい計画に巻き込まれる。


　　宇宙戦闘機の戦闘シーン。
　案の定、
「スター・ウォーズ」「ギャラクティカ」といった大衆受けするシーンを書き綴っているが、

　　　どうにも白ける。

　　登場する人物は必死に戦うのだが、
どうにもワンパターンでウンザリ。
　アメリカの「戦争ＳＦ］が頓に多くが紹介されるが、

　　本作品はまことに、
「現代っぽい」｡はっきり言えば、
この程度の作品は誰でも書ける、
だれでも妄想できるのだ。


　　あえて紹介するほどの「みらいうちゅうのおはなし」なのだろうか？
　　　良い点は、
家族を物語の中心においたこと。
でも、
アメリカの作品って何でもかんでも家族愛をムキになって描くが、

　　　それが良い方向にある。
　（最近みた「ゴジラ２０１４」ではストーリィの足枷になっていたが。
）

　　　主人公の設定は不十分。
世界の構築も同じく。
　それと邦題「最後の帝国艦隊」　もうすこし、
ましなのを考えて欲しかった。