基礎と突破口としては良書

全体像と第二章まで読んでの感想ですが、
気をつけていただきたいのはこれを読めば大学院マクロがすらすらと言った書ではありません｡それで星一つ減点。
ただその基礎を固める書であり、
斉藤他マクロを読んで「加藤のDSGE入門」や斉藤「あたらしいマクロ経済学」出来れば「ローマー上級マクロ」を読んでみたいなという人で、
数学準備は何がいいんだろうか？　と考えてる人の基礎を固め突破口を開く書としては良書だと言う事です。

また数学レベルですが最低でも微分積分､ミクロ中級は抑えた人向きでしょう。
私のレベルは昔ドウリング上巻と三戸を読んでうんうん奥野のミクロ中級を読んだくらいで、
マクロは、
斉藤他マクロを読み、
ミクロの基礎付け当たりをさまよっている者ですが、
正直、
院の特に「加藤DSGEモデル入門」や「斉藤新しい」をものにしたいと目標を立て､また数学に取り組む際に悩みました。
結局チャンの「数学基礎」［動学最適化」を抑えなければならないのですが、
効率よくやって行くにはどうすれば良いのだろうと悩みました。
そこで目についた当書を購入したいのですが､まさに私のような者を目標にしたニッチ産業（隙間商法）で、
取りあえずマクロ動学の数学基礎を学ぶにはここをおさえればいいんだよ、
と言う風にコンパクトにまとめてくれてます。
この書を読み基礎をつけ、
ポイントを習って､チャンの基礎と動学最適化で補足すれば基礎は良いんじゃないかと思います。
マクロでこのレベルで数学に迷う人は多いはずで、
そのコンパクトな解説と基礎をねらった当書はありがたい存在です。


追記この本のような数学ものを読む際にわからなければ手を動かした方がいいということを数年係りで発見しました。

他の悩める数学学習者のために僕があまりに馬鹿なだけかもしれませんが書いておきます。
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