ポリグロットの世界にようこそ。　　黒田ファンと、多言語学習者必読書

仏独西伊の欧州主要４ヶ国語に関するエッセイ。
　この４つの言語を齧っている私（イタリア語は、
殆どこれからだが）にとって最高に嬉しい本だ。
　センセイの本職であるスラブ語関連の本も確かに面白い（黒田本は、
ウクライナ語・ベラルーシ語のアレ以外は全て、
私の書棚に収まっている）が、
スラブ語に疎い私にはいまひとつ現実味がないのも確かだ。

黒田センセイ、
なぜ、
こんな面白い新著が出たことを早く教えてくれなかったのですか！？　もっと、
アチコチで宣伝してください。


正月休みが明けたある日、
アマゾンを漁っていて本書を発見。
　その場で注文して、
出版から１ヶ月半遅れで手にした。
　一晩で読むのはもったいないので、
通勤バス（片道１５分）で数ページずつ読んでいる。
　

必ず参考書籍の紹介があるのが、
いい本の条件である。
それも本文中に紹介があるほうがいい。
　この本も、
魅力的な参考書籍がたくさん紹介されているので、
ちょっと困る。

なぜなら、
それらが次々に読みたくなり、
結果的に本書を１冊買ったばかりに、
また蔵書が１０冊がとこ増え、
書棚のやりくりに頭を悩ますことになるからだ。
　おまけに、
口喧しい家人から『うちじゅう本だらけにして、
貯金はなくなるし、
地震になったらどうするんですか。
』と怒られるハメになる。


私の学習歴は独１６年（継続中）、
仏４年（継続中）、
西３ヶ月（中断）、
伊１ヶ月（中断）といったところ。
　イタリア語は、
器楽を長年やっているので音楽用語として一番なじみがある言語なのだが、
外国語として手掛けるのは一番後回しになってしまった。
　
スペイン語とイタリア語は（私にとって）似ているので、
どちらもちょっと齧っただけの私には、
ポルファボールとペルファボーレ、
どっちがどっちだったっけ？と分からなくなる。
　この２つは、
同時にはやらないほうがいいかも知れない（英独仏＋西or伊の４ヶ国語同時進行は問題ない）。


仏語もやってみると、
とても面白い。
　私は（独語が忙しかったので）禁断の言語として封印していたのだが、
読み方が分からないのが長年のストレスだったので遂に４年くらいまえ手を出してしまい、
仏検３級までとったところで文法が急に難しくなって足踏み中（でも、
仏検４級のCDはクルマの中でよく聞いている）。