コスパは著しく悪いが、壁に溶け込むようで圧迫感皆無

結論から言って、
収容能力対価格比ではかなり効率の悪い商品です。

ただし、
どうしても奥行き17cmで背が高い棚がほしいという方にはオススメです。


今まで使っていた高さ180x幅80x奥行き29のカラーボックスのお化けみたいなものの代替として、
幅60cm1架と45cm3架の計195cm分購入しました。


基本的に組み立ては楽です。
4架で2時間くらいでしたので、
1架1時間もあれば組み立てられると思います。

ですが、
天板の取り付けが難易度高いです。
木ダボへ差し込むのですが、
非常に固いです。
木槌なりゴムハンマーなりを使うのが恐らく正解ですが、
壁の支えなしには自立も不安を感じさせるバランスの悪さに加え、
打撃に対しての反発力の源が180cmも下の床であるということ相まって、
普通に打った程度ではエネルギーがあまり伝わらず入って行きません。
物凄い力で打つ必要があります。
マンションでは壁ドン覚悟の作業になるでしょうね。

私はチキンですので、
木槌に見切りをつけて、
ぶら下がり健康法のごとく全体重をかけて押し込みました。
しかしそれだと、
1架はとうとう3mmほど浮いたままになってしまいました。
今にして思えば、
紙やすりで木タボを削れば良かったかなと思います。
加工精度上げて欲しいところです。


品質は先述の巨大カラーボックスと同程度でした。
細かな傷がついいたこともあり、
価格を考えるともう少し頑張って欲しいです。

しかし“カラーボックス離れ”しているポイントもあります。
側面の板が床につくことなく底面の板に接続するようになっています。
これによって可視範囲のネジ穴が減り、
またフローリングに傷が付きにくくなっています。

その影響か底面と一番上の板が厚さ2.2cmあって若干カラーボックスより見栄え良く“丈夫そう”に見えます。

まあ、
この構造のお陰で天板取付に手を焼くことになるのですが。


収容能力は薄いだけあって低いです。
巨大カラーボックスに入っていた書籍・漫画等積め直したら4架の3/4は埋まりました。

ですが圧迫感は半減したように感じます。
横幅は115cmも増したのに、
12cm薄いだけで全然違います。
ちょっと感動しました。