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息抜きに読むのにこれほど最適なコミックがあるだろうか、
と思ってしまいます。

二人の青年（神）のやりとりを主軸に、
のんびりとして、
かつ面白い。
読後に広がる薄らとした幸福感が大好き。
なんでしょう、
行きつけのスーパーとか、
なんなら隣の部屋とかに棲んでそうな気分さえあるんですよね。
神様をすごく近くに感じられるというのも（物理的な距離で）、
穏やかな笑いも、
この作品の持つ中毒性の要因かもしれません。

何より、
作者の中村さんが二つの宗教、
神様をリスペクトしていて、
おとぼけもありながらきちんと一線を守っている。
タブーを犯さず、
進行を大切に扱っている。
だからこそ成り立つユーモアは、
おそらく教徒の方々にも受け入れられるのではないでしょうか？　無宗教、
あるいは八百万の神々を認める日本であるからこそ生まれるような価値観、
世界観、
作品ですよね。
海外でどう読まれるのかすごく気になるけれど、
最も読んでほしい作品の一つです。
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