東京電力はノモンハン事件の夢を見るか
いきなり突拍子のない表題で恐縮ですが、
本書の「おわりに」の最後――ほんの数行に、
「ノモンハン事件で見られたような、
日本の組織が抱える『官僚的な無責任体質』は太平洋戦争の敗戦から六十七年後の今日、
払拭されていると言えるだろうか? 東日本大震災による福島第一原発事故に対する日本政府・東京電力・電力業界の姿をつぶさに見ると、
『大いに疑問なしとしない』のである」(要約)とボソッと著者が書いていますが、
これだけでも本書の評価は高まると思います。
すなわち、
「自分に都合の悪いことは隠蔽し、
責任は下へ行くほど重く問いかけ、
重圧で自決に追いこむことも厭わない」(本文)日本的な『巨大組織』の悪しき面は、
今だって本質的に何も変わりないのです。


さて、
他のレビューにもありますが、
ノモンハン事件の入門書としては『ピカイチ』の内容だと思います。
というのも、
ノモンハン事件はとにかく複雑怪奇で分かりにくい。
まず規模は『戦争』なのに名前が『事件』なので、
最初の一歩から誤解します。
また航空戦や戦車戦など、
日本軍が善戦した部分、
見せ場となる部分、
あるいは悲惨な肉弾戦などが『針小棒大』というと語弊がありますが、
局部的に語られることが多いため、
余計に全体像が分からなくなります。
結局、
日本軍は善戦したのか? やはり大惨敗なのか? 戸惑うことばかりです。
さりとて「ノモンハン事件には、
太平洋戦争の敗因がすべてある」と言われるように、
いやしくも軍事を志す者ならば、
ノモンハン事件を理解することは避けて通れないテーマでしょう。
その辺にコンプレックスを抱いていた方も多いと思われます。


本書は、
そうした複雑なノモンハン事件の『戦闘面』での全体的な流れを、
「両岸攻撃の失敗・戦車部隊の壊滅」「重砲兵・総攻撃の失敗」「築城命令・第六軍創設」「ソ連軍・八月大攻勢」「日本軍・最後の攻勢移転の失敗」「玉砕・撤退」など、
トピックごとに時系列を分かりやすく解説しています。
まさに『目からウロコ』というか、
今まで雑誌や書籍で断片的に読んだけれど、
ノモンハン事件の全体像をうまく理解できなかった人は、
あまりの分かりやすさに『感動』すら覚えるでしょう。
本気でお勧めです。
はじめてのノモンハン事件 (PHP新書)

その他の感想

4,980-
テンポ良い曲調に伝わりやすい歌詞が魅力
あたり前ですが「みんなのうた」は短いので
日本人と全く異なる韓国人の姿が確認できる良書
横が大きめ
定価まで待つべき
インドネシアというより中国
大変迅速に対応いただきました。
リマスター効果抜群
高校生だけになんて、勿体無い!
暖色〜蛍光色、明るさの調整ができます!
環境によっては厳しい事を理解した上で使えば
やっぱ、3Dで見たほうがよかったかも。ローラも出てきますが・・・
幼稚園に通う息子のために購入しました。
衣類に使用していないので評価しづらいですが良好です。
内張りに金属部分があり傷がつきます
すごーい!!!
手頃な追熟
親近感がわいてくる♪♪
長くてキツイ
血糖値が高い人用のサイダー!
カルトムービーとエンタムービーとではえらく感じが違いますが!!!
日本とはなにかをわかりやすく記述された本です
巨大ヒーロー物としてだけでない魅力がある特撮作品
レイヤーについての記述が少ない
パイロット目指す子供達に見て欲しい
ニーズにぴったり、製作も安心のDL専用ソフト有
エレイン可愛い
定期的に食べたくなる
バリエーションが豊富
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