いつまでも余韻の残る作品
総ページ850程度、
全13章からなる物語。
ライトノベルなら3冊分は
あるボリューム。
主人公の雪穂と亮司の小学校時代から19年後までが
淡々と語られる。
なぜ淡々かというと、
主人公二人の内面心理の描写が全く
なく、
他の登場人物の目を通じてしか二人をうかがい知ることができないから
だ。
加えて、
物語はある殺人事件に端を発するが、
犯人や犯行方法は途中で
暗示され、
焦点は事件の解明ではなく今後の展開に移っていく。
だからこの
物語はミステリーというよりは叙事詩だ。

読み進めていくごとに、
二人の関与がほのめかされ、
そして徐々に真相が
明らかにされていくにつれ、
背筋の凍る思いが募っていく。
ノワールの傑作
と評されることにもうなずける。

だが、
真に驚くべきことは、
とうとう最後まで二人の内面が一切明かされない
ことだ。
稀代の悪女と犯罪の天才。
二人はどのように結ばれ、
何を目指したのか。

いや、
亮司はなぜ雪穂の影で在り続けようとしたのか?これに対して雪穂は亮司
に何を与えたのか?雪穂は亮司を愛していたのか?二人に潜む闇はあまりに深く、

ありきたりの想像や感情ではとうてい推し量れるものではなかろう。

しかし、
こうした思いに対する答えはない。
ないのである。

だから読後もふとした拍子に雪穂と亮司の物語に思いを馳せてしまう。
まさに
いつまでも余韻が消えないのだ。
なるほど、
これが東野ワールドか・・・。
白夜行 (集英社文庫)

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