敗因研究ではなく組織分析の書として秀逸
この本が単行本として最初に世に出たのは1984年。
しかも分析に当たって底本としたのが更に昔の戦史叢書(1966−80年刊)。
その後発表された膨大な戦史研究をふまえて本書を読めば、
個々の事例分析はツッコミどころ満載である。

しかし、
この本は長い間に渡り、
いかなる戦史書よりも売れている。
なぜか?
それは、
本書が敗因研究ではなく、
組織分析の本として秀逸だからである(本の副題は「日本軍の組織論的研究」であり、
決して「日本軍こうすれば勝てた」ではない)。

従って本書の肝は最後の第三章にある。
読み物として面白いのは間違いなく第一章だが、
極論すれば、
戦史に詳しい人であれば第一章を読む必要はない。

日本軍という組織の特性を、
すべて日米の国力差に起因するものと安易に結論づけることなく、
日本独自文化論でお茶を濁すこともなく、
論理的にねばり強く結論まで導いており、
この第三章は玩味熟読する価値がある。

著者の一人である野中郁次郎が、
後に本書の結論を発展させた形で出版したアメリカ海兵隊―非営利型組織の自己革新 (中公新書)と併せて読むと更に理解が深まると思われる。
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失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

その他の感想

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