超大作の後半戦スタートは、ロラン夫人vsルイ16世から
先ずは、
帯でのあらすじ紹介から。

>1792年。
憲法が制定され立法議会も開かれたフランスだったが、
さらなる凶作と物価の高騰に民衆はいまだ飢え、
苦しんでいた。

>そんな中、
失墜した王家の威信を取り戻したいルイ16世は、
国民の不満を国外に向けるため他国との戦争を望むジロンド派の面々を起用し、
開戦内閣を組織する。

>反戦を主張するロベスピエールの抵抗もむなしく、
フランスはついに戦争を開始し・・・
高校の世界史だと、
ジロンドvsフイヤンvsジャコバンの三つ巴の政争は一行で済まされて、
本巻登場の多くの面々は名前も出てこない。
もっぱら、
対外戦争開始が、
次巻で描かれるフランス革命のターニングポイント=国民兵の勝利と国王一家幽閉の前座として紹介されるだけだ。


ここで、
著者は、
新たな主役の一人としてロラン夫人を登場させる。
サロンを主宰して、
夫の属するジロンド派を盛り立てる若干の才気と喋りと山ほどの野心と欲望を抱く彼女に踊らされるというジロンド派の面々の小物ぶりが笑える。

そして、
そんなジロンド派の策謀の矛先が向けられたのが、
ルイ16世。
前半戦で次第に主役の一人として見事なキャラ立ちをしてきたルイは、
本巻でも期待に違わぬ役者ぶりをみせる。
間違ってはいけないが、
彼は無能だ。
無知や無学ではないが、
為政者の器ではない。
そんな彼が勘違いしていくさまが本巻の味わいどころ。
ラストのクライマックスでの「ドヤ顔」としかいいようのない悦にいった役者っぷりは実に楽しめる・

それと、
マジなところでは、
ロラン夫人の独白の中で、
フランス革命という舞台に必死で這い上がろうとした女性達のくだりがあるが、
ここは21世紀の作品ならではだろう。
フランス革命の女性は、
マリーアントワネットとオスカルだけじゃないってこと。
ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10 (集英社文庫)

その他の感想

とにかく素晴らしい。尿素がいいのかな?
これを買え
鬼の完成度
Objective-Cの基礎を学ぶのに最適の本
つけごこち最高!大人用と子供用の双方を試しました
2ウェイにあらずだが良品
子ども用にイイです。
自宅でダイエット。
政策決定と権力行使過程をなまなましく描く
おしゃれなランニング・ショーツ
ニサク電池スペーサーAAAX3>D
防犯の意味合いが強いかな
いろいろ良かった!
こんなバーベキュー鉄板 見たことない!!
生物学の重要人物のエピソード本として捉えるのが吉
萌えて燃えてホラーで笑って
当時の記憶が蘇ります
中々でした!
ドローン検定試験の為に購入
丈夫で,良く切れます。
こういうBLも、なかなかオツなもの
内容に問題アリ
お腹はしっかり包んでくれるけど・・
エッセイのような、まるでラジオの朗読のような
言語化してくれる優しさ
ケースが壊れていました
もうちょい短いのがあったらなー。
期待を裏切らないストーリー。
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