ノマド
著者の旅の軌跡と、
著者がそれまでに見聞きしたエピソードが、
短い断章になってまぜこぜになっているので、
ノンフィクションとして、
あるいはガイドブックとしての紀行文が読みたい人には向かないかも知れません。

話があちこちに飛ぶので、
「もっと直線的に読みやすく」と思う人も結構いるみたいです。

だから薦める相手を選ぶ作品です。

実際、
この本を人に貸すことが何度もあったのですが、
感想は「良かった!」と「読みにくくて最後まで読み切れなかった」のまっぷたつに分かれました。


ただ、
人が物事を考える時ってあちこちに思考が飛ぶということは良くある事なので、
そういうものだと割り切って読めば、
多少は読みやすくなるのかなとは思います。


また、
彼の作品に関しては、
思考自体も旅をしているような感じなので、
そういった文章の組み立て方は必然だったのだと思います。


私自身は「パタゴニア」という作品でチャトウィンを知り、
この本はソングライン(歌の道)という題名に惹かれて読みました。


 アボリジニは一つ一つの岩や木、
土地に歌があって、
全てのものはそれを歌われることを待っているのだ、
と考えているのだそう。

そしてその歌をたどる道がソングラインであり、
それをたどることによって世界が想像されるのだと。

 乱暴に要約するとこんな感じなのですが要約では本当の所は伝わらない概念でもあります。

 あくまで一歩一歩の足跡をたどることで浮かび上がるその姿が魅力的なものなので。
だからこそチャトウィンは旅したのだともいえます。

 安易に「言葉では伝わらない」というのは好きではないけれど、
「言葉で全てが伝わる」というのもまたおかしな話で、
そこの合間をぬって何かを感じ、
その何かを「何か」のままで伝えようとするから、
チャトウィンは独自の文章スタイルを取ったのだとも思いますし。


 「旅」がDNAに組み込まれているのではないかと思われるチャトウィンの開けた思考と、
アボリジニの魅力的な神話と相まって、
オーストラリアの広大な大地と開けた空が時空を超えて感じられます。
The Songlines

その他の感想

ほぼ一年もちます。
綺麗に音を拾ってくれる
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