色があせる

店頭用POPを書くためにペンを探していた。

カリグラフィのビデオはたくさん動画がアップされているし、
見よう見まねで文字や縁取り飾りなど書いてみてなかなか楽しかった。

なにより安い。

つけペンやインクなど、
数千円も出す気になれないが、
カリグラフィっぽいことはちょっとやってみたい…という
自分にはぴったりであった。


宣伝POPの周りにつる草みたいなのをそれらしく描き加えてみたりと、
６色でもじゅうぶん遊べるラインナップだし、

太・細があるのがとにかく便利だ。

当然ただのマジックのように書くと引っかかるので、
動画などで初歩の使い方を知る必要があるが、

出来上がる文字は独特で美しい。


さて、
うまく描けたPOPを使いまわしていたら、
１か月ほど前に描いたものがかなり色あせてきていた。

「色の持ち」は悪いようです。

これでカードなど書く方がいて、
先方の手元で色あせていくことを想像すると、
どうにも申し訳ない気分になるのだが。

もし受け取った方がとっても物持ちの良い人だったら、
人からもらった手紙を時々読み返す人だったら。

ハゲハゲのカードになってしまってることを想像するとしょっぱいとしか言いようがない。