毒婦たちと男たち
毒婦。
木嶋佳苗100日裁判傍聴記 (講談社文庫)(北原みのり著)の出版をきっかけに催された座談会が、
この本のもとになっている。

木嶋佳苗の不気味さを活写し、
男社会の偏見に満ちた女性観や、
男女の非対称性をあぶりだした傑作ルポに魅了されてから1年半。

最強トリオによる「毒婦語り」に興味津々で、
本を手にとった。

ハッとさせられる数々の卓見や洞察、
たびたび放たれる毒矢。
和やかなムード。

期待をはるかに超えて、
おもしろかった。


第一部「木嶋佳苗と東電OLのあいだ」が最も印象深い。

「援助交際」全盛期、
90年代の渋谷でセックスを売っていた、
木嶋佳苗と東電OL。

両者それぞれに、
共感する女性が多数いたという北原さんの視点が、
鼎談の起点となる。

「日本の女性たちの生きづらさや痛みは全然消えていない」。

「男性が、
こういう事件を自分に引きつけて考えられないっていうのが不思議」(信田さん)。


木嶋佳苗の生い立ちに注目した、
信田さんの考察はとても興味深い。

“団塊世代家族の虚構性”や性虐待、
母娘関係が、
その人格形成に影響をおよぼした、
と。

そして、
上野さんの厳しい言葉が、
胸に突き刺さる。

「タテマエで家庭とか世間とかを守ってきた男が、
自分に都合の悪いこと、
自分にとって認めたくないことがあるときに、
彼らはとにかく見たくない・聞きたくない・考えたくないっていう現実否認と逃避に走る 」。


東電OLの売春行為に対する、
上野さんの見解も鋭い。

「ガラスの天井」で差別待遇に苦しんでいた東電OLにとって、
「自分を値踏みする男たち」へのリベンジとして、
男たちが「自分にアクセスする一番手近な方法」が売春だったのだ。

売春=援助交際、
つまり「性的価値」の取引についての北原さんの言葉も、
重く響く。
毒婦たち: 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

その他の感想

正しい結論・間違ったアプローチ
ファイナンス数学入門書として高評価 経済学は別途対策が必要
2が2つ(涙)
サイズ調整できません
ずっと探してました
生きづらい現代にこそ響く…
まさよしですね。
一人酒の良いお友達。
MBAは本当に必要なのか、その判断基準がわかりました。
大満足の読後感。次巻が楽しみです
値段のわりに耐久性が悪い
迅速に対応して欲しい。
初心者にも編みやすい
まだ使いこなしていませんが
上品で超繊細なリボン
若い人向けですが
少年期の孤独や戦争の苦悩から開眼した東山魁夷氏の深遠な洞察によるエッセイ集
イヤーピースの調整は必須
△を保ってスウィング
スライド式への前段階としておすすめ
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タイトルに偽り無し
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いくら極悪非道を尽くそうと、統一と平和を得るための手段に過ぎないのです。
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