複雑な日本の統治システム
いわゆる「トンでも」本ですが、
時々無性に読みたくなり、
また今回も読んでしまいました。
特に、
今回は「皇室財産隠し」という見出しと池田隼人を扱ったという点に興味が惹かれました。
池田隼人は僕が覚えている最古の日本の首相ですが、
ただ彼の経歴は断片的にしか知らずにどうもおさまりの悪い首相でもありました。

著者の愛読者にはもう周知の点ですが、
著者のアプローチは徹底した二次資料の渉猟です。
著者は一次資料にあたることはしません。
二次資料を徹底的に読み比べるのです。
そしてそこから彼のテーゼにあった部分を引き出してきたり、
背後に隠されていると想像される「事実」を推定したり、
「強引」な解釈をそこに当てはめていきます。
つまり歴史と事実は著者のすでに形成されている歴史観から取捨選択されていくのであり、
結果として歴史的な事実は創造(想像)されていきます。
つまりファンタジーなのです。

こういうとかなり否定的な印象を与えてしますのかもしれませんが、
これは必ずしも例外的な作業ではありません。
中国や韓国はいうまでもなく、
ある意味ではアメリカもこの種の作業からは無縁ではありません。
事実から構図を探すのか、
それとも構図から事実を整理するのか、
永遠に答えのない作業です。
歴史学者でない読者にとっての関心は、
その結果作り出されたストーリーがどの程度、
共感を呼び起こすかだけです。

そういう意味では、
本書の出来は、
著者には珍しく、
現実感を醸し出したものでした。
もっとも皇室財産隠しの部分はあまりわかりやすい説明にはなっていないようですが。
池田の一生をたどり結論にいたるストリーラインは平凡なものです。
著者独自の視点が醸し出す言葉の使い方を除けば、
平凡で予想される結論にたどり着いています。
ただ著者が最後に述べる「複雑な日本の統治システム」は読者に再考を促す大きな論点です。
ところで天皇種族という言葉は著者の造語ですが、
ある人物はそこにカテゴライズされ、
ある人物はそこにはカテゴライズというように、
まだうまく整理がされていないようです。
天皇種族・池田勇人 知るのは危険すぎる昭和史

その他の感想

カラーアソートとは、つまり色はお任せ
安かったのでまとめ買いしました。
何故かハワイを意識したオモシロ展開が妙にウケた映画です!!
見たかった内容なので満足です。
子供の洗濯物の漬け置きバケツとして
2013年のガイドブック改訂版です
ちょっとダレてきてるかも
ハムちゃん用
イラストを使ってたくさんの会話練習ができ、ナイス
痛いところを突く・・・素晴らしい本!
ツボにはまりました。
一音一音の存在感。チェロは歌う楽器であることを強く印象付ける演奏。
とりあえずはOK。
理論だけでなく実践可能な「見える化」だ
勇気をもらいました。
シリーズ化?
そこらのプロレス本とは違う。
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いろんな 使いみちが
これと、テレフォンカードのようなカードがあればバッチリです
軽い、小さい、安い
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「エマニエル夫人」、「チャタレイ夫人」と並べられる作品ではある!
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めんべい
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