人気FM番組の十数年前のオン・エアの記憶が甦ってくる快作。
余談から始めたい。


土曜の17時からオン・エアされているFM東京の長寿人気番組「アバンティ」をご存知の方は多いと思う。

最近こそあまり聴く事がなくなったが、
番組が始まった当初は(もう20年近く前の話だが)、
私も熱心な聴取者であった。

様々なゲストが、
酒を片手に、
Waiting Barで語るお喋りがすごぶる楽しいこの番組で、
私が今も忘れられないのが、
今書の第1章でも紹介されているディズニーランドの日本への誘致を巡る三菱、
三井のプレゼンの攻防を、
三井、
オリエンタルランド側の仕掛け人堀貞一郎が、
美声たっぷりに語っていた回である。


今書は、
そのタイトルそのままに、
途方もない“夢”の実現に向け奔走し、
見事それを成し遂げた男たちの顛末と、
彼らの先達と言える伝説の男たちの破天荒かつ深慮なエピソードを織り交ぜながら、
日本に於けるエンタテインメントの創世記に、
ショービジネスと広告界で疾走した者たちの、
粋で熱い生き様の断片を描いている。

正に、
昨今の高度経済成長期当時の日本を郷愁、
再評価する流れに則った1冊と言えるが、
そこはホイチョイプロの馬場康夫、
その時代のトレンドや風俗、
文化にも触れつつ、
堅い話は抜きにして、
片肘張らず楽しい読み物になっているのが嬉しい。


そして、
最後に「アバンティ」ネタで締めるなら、
その時、
好奇心旺盛に堀の話に聞き入り、
時にツッコミを入れていたのが、
名前は伏せられているが、
実は、
番組の影のパーソナリティである他ならぬ馬場康夫本人であった。


正に本書は、
十数年前より、
書かれるべきして書かれる運命にあった作品なのである。

 
ディズニーランドが日本に来た! 「エンタメ」の夜明け (講談社+α文庫)

その他の感想

なかなかの優れものです!!
はじめての布団クリーナー
安かったので買ったのだけれど・・・
日本にはなかなか縦型のケースが少ないのかとぉww
おぉ!
インフラ系技術者の超入門
サービス業の真髄
最強の男が明かす腹黒い戦術書
点と線、形、空間、次元、光、色、人体と構図
オビツろいどに最適
靴下
グッドデザイン!
はっきり言って、テーマ的には退化。
初心者には硬い
脆いです。
最低のお店
ペンギン好きに贈る至高の一冊
見た目の質感では判らない、商品の品質の悪い部分が目立ちました
非常に勉強になります
実にすばらしい、志ある、翻訳出版・・・ハンス・ファラダの現代社会小市民小説の68年ぶりの日本語訳
結構コンパクトに生まれ変わりましたね
この愛らしさがとても良い
新しい試み
愛があります。
小学生に。
国内版の特典映像を確認!
保湿ティッシュのように柔らかくないが普段使いには最適
これでどこでもサイクリングに行ける。
ほぼ納得しながら読みました
戻る