夏休み前に読んで役立ちます

夏休みの感想文、
これで完勝です。
使えます。


まず、
1章で、
自発的に書こうね、
感想文に正解はないんだ、
みんな違っていいんだよ、
感想文を書くにあたっての心構えとか、
モチベーションの上げ方とか、
気分的な問題解決を試みて、
ああ、
なるほどね、
感想文ってそう大変なものじゃないのかもと思わせるところはさすがです。


次に、
２章では、
感想文を書くための手掛かりをどう見つけるかです。

読んでみたけど、
「おもしろかった」「いいはなしだった」「かわいそうだとおもった」で終わってしまう、
一行感想文に陥らないために心がけることの説明です。
書きたいことのメモを作る、
大事なことから書く、
どの登場人物に注目するかなど、
実践的内容になってきますが、
特別難しいことではなくて、
昨日見たドラマ、
面白かったよね、
友達に話すのと同じ感覚でいいんだよと、
あくまでハードルは低いでのです。

これなら、
わたしにもできそうという気分になりました。


さらに３章では、
実際に感想文を書き始めるにあたっての注意点。

ですます調、
である調にするかの文体の選び方に始まって、
接続詞、
カギカッコの効果的な使い方、
句読点のつけ方や固有名詞と誤字脱字について、
さらには、
文章にメリハリをつけようとの助言など。

読書感想文コンクール入賞の作品を実例にあげているので、
ふーん、
そっか。
こういうふうに書けばいいのねと、
見本って実にありがたいし、
とても分かりやすい。


４章５章と続きますが、
普通に無難に書ければいいというなら、
３章まで読めば充分です。


極端に言えば、
ここがポイントという部分は太字になっているので、
そこだけ拾い読みでも何とかなります。
文庫本ですか、
語りかける形の文章で、
内容もも中学生ぐらいを対象にしているので、
感想文をうまく書きたいのだけど、
どうにもうまくいかないという意欲的な中学生高校生なら、
自分で読んで内容を役立てられるのじゃないかと思います。

　
本なんて嫌い、
読むのも嫌、
感想文の宿題なんて悪夢、
そういうお子さんにやる気を出させたいというのなら、
太字のポイント部分だけでも抜き書きして読ませてみるとか、
そういう手もありそうです