誘拐犯に思わず共感してしまうのは筆者の力量によるものです
不倫の果ての誘拐犯・犯罪者に共感したり感動したりするのが信じられないというようなレビューが散見されます。


しかし「見下げ果てた人間も文学的には生きる価値がある」という今東光の言葉を借りるまでもないですが、
不倫や犯罪は絶対悪なのだから必ず糾弾の対象として描くべきである。
犯罪者への同情を誘うようなのはもっての外・・・という意見には同調できません。

レ・ミゼラブルなどもそうですが、
古くから犯罪者に共感し感動させられる名作はいくらでもあります。

見下げ果てた犯罪者も一個の人間であり感情も愛情も持ち合わせている。

それを描けば同じ人間としての共感も感動もあって当然です。


私も子を持つ親なのでもちろん現実の乳幼児誘拐などに共感できるはずはありません。

しかし現実には共感しえない誘拐犯の立場でものを考えたり、
逃亡者の心情や誘拐した子供に対する母性愛などを感じ取ることができるのが文学作品の良さだと思うのです。


そういう意味でこの作品は「上手い」です。


第一章の主人公は不倫相手の子を乳児期に誘拐して自分の娘として4歳ごろまで育て、
逮捕されても被害者家族に謝罪もしない。

普通に考えればとても身勝手な誘拐犯の女性にすっかり感情移入して泣かされてしまいました(私は男性です)。

絶対逃げ延びることはできないと思いつつ、
少しでも長く逃げ延びて欲しいと願いました。


第二章で誘拐犯を”母”として幼児期まで育てられた女の子が成人して後、
”母”の最後の言葉を思い出すシーンは号泣ものでした。


すっかり作者の術中にはまってしまいましたが、
私は幸運な読者だと思います。
八日目の蝉 (中公文庫)

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