美しすぎる「HOW TO GO」。それから5年。
 なぜか唐突に、
このアルバムについて触れてみたくなった。

 そういえば『アンテナ』発売から、
もうすぐ5年。
いつの間にかくるりは、
4人から2人になった。


 まるでカメレオンの如く、
アルバムごとにサウンドアプローチを変えていくくるりは、
決して器用なバンドではない。
器用じゃないから、
ときおり同一のメロディーが複数の曲で流れたり、
メンバーが目まぐるしく替わっていく。
大学生のアマチュアバンドに見られる光景を、
デビュー10周年を超えたバンドが体現している、
きわめて稀な例だ。

 そんな中、
くるりはこのアルバムで取り憑かれたようにアナログにこだわった。
そのできばえは、
発表から5年経った現在を迎えてなお、
くるり史上最も「不器用な」アルバムである。


 「クリストファーのアルバム」なんてよく言われてるし、
岸田繁本人も言っているみたいだが、
僕にはそうは聴こえない。
あれは明らかにくるりの本質そのまんまだ。
確かに「ギターロックにクリストファーのフリースタイルなドラム」という構図は間違っちゃいないけど、
そんな高尚な融合ができるほど、
くるりは大人じゃない。
オーケストラを従えようが、
UKの仮面をかぶろうが、
くるりが抱きしめ続けている不器用なポリシーは、
「花火」のベースラインにも、
「花の水鉄砲」の不可解なギターにも十二分に発揮されている。

 そして「HOW TO GO」。
オリジナルからさらに削ぎ落とされたアレンジ、
ほとんどコードの骨組みをリズムに刻み込むのみで演奏されたギターロックは、
「守れない約束ばかりして朝になる」未来、
「いつかは想像を超える日がやってくるだろう」となんとなく切望する未来が赤裸々すぎるディテールで歌われる。


 そんな不器用で乱暴で切実なくるりの姿が美しすぎて、
そして5年。

 想像を超える日はやって来ずとも、
今でも美しいよ、
岸田さん。
アンテナ

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