既視感、されど良作。
天命探偵、
待望の新作。

その後の展開が気になっていたため、
一気に読了しました。


ネタバレはありません。
と、
思います。
気をつけて書いています。

ただ、
あくまでも主観です。


物語の軸としては、
変わらず「志乃の予知夢」が中心となっています。

既刊との大きな違いとしては、
その夢の内容が「志乃の口から伝えられているか」、
「第三者の手によって夢の内容を映像化し、
志乃本人以外も実際に見るか」の違いです。

今作からは後者の形で物語が展開していくわけですが、
正直なところ、
既視感を憶えました。

フィリップ・K・ディックの短編小説『少数報告』です。
映画では「マイノリティレポート」ですね。

植物状態となった志乃を警察がコクーンと呼ばれる施設で管理し、
彼女の能力である予知夢を映像化することによって、
起こるべく事件を防ぐ。
通称「クロノスシステム」。

一見今までと構成自体は同じですが、
やはり「組織化」されているということがでかいと思われます。

ただ、
私はこの点で腑に落ちない部分があります。
それは「どうやって志乃の夢を映像化しているのか」という点です。

神永学さんといえば、
現実世界にローファンタジー要素をいれて物語を創られるのがとてもうまい作家さんだと思っているのですが、
「え? 急にSF?」と、
少しガッカリしました。

心霊探偵八雲(八雲が霊を見る)しかり、
これまでの天命探偵(志乃の予知夢)は、
そういったファンタジー要素を含んだ人間のことを信じることによって進んでいたからこそ、
現実感が損なわれていなかったと思っています。

こういう書き方はどうかとも思うのですが、
要は八雲と志乃が普通でない能力を持っているというだけで、
周りの人間は普通、
ということです。

個人的には、
そこが損なわれてしまったかな、
と少々落胆しております。


で、
総評として、
おもしろいかおもしろくないかとしては、
おもしろいです。

腑に落ちない部分があるというのは、
どの小説にも少なからずあるものですからね。
それが多いか少ないか、
自分のなかで許せるか許せないか。
クロノス: 天命探偵 Next Gear

その他の感想

おしゃれな雰囲気で気に入ってます
guest
良貨は悪貨を駆逐できるのか?
こういうテイストの作品が読みたかったのです
モデルの写真集
投薬補助でなく糖衣錠化すべきでは。
こう話せばいいんだ。が良く分かる!
少し薬っぽい味
アフターサービスが最高でした!
“アーティスト”花澤香菜を目指したアルバム
ウォーマーパンツ
新境地ですね
すごく、いいっ!
レインメーカーの映画が好きで探してました。
安いですが。。。
アウトドアにも
曲のまんまだ、これ
トランキライザーです
いつもと違うミクさんの魅力を堪能せよ!w
備えあれば
コルクボード(ピン留めタイプ)では最高
もう少し大きければいいなぁと思いました^^;;
緩やかな悲劇
昔のスポーツ車にもOK
運転、作業時使用してます
日本のものづくりの強みがわかる
色落ちが激しい
明るくて丈夫
お釈迦様はプラグマティスト
戻る