学問としてのみならず実践的な内容

本書の豊富なカラーイラストは、
統計のイメージを一変させる内容になっており、

難解であった治験論文等の理解ができるようになった。

特に10章の「適切な統計処理に必要な考え方」は、
これまで収集したデータを
どのように考えて解析したら良いかについて指針を与えてくれる内容になっている。

私が検討している感度・特異度・ROC解析について詳細な記載があり、
解析に大い
に役立つものである。
そして、
付属ソフトは基本統計を行う上で十分なもので、

ROC解析も可能。
おまけソフトの域を超える内容に驚いている。

例題を解くことで、
数学が不得意な私にも統計に対する苦手意識を解消できる一冊
と感じている。