これは実に愛情にあふれた本だ！

実は私も中２と小４の子供を持つ親です。
この本を読ませて頂いて、
まず最初に感じたことは「この著者はなんて私と考えの似ている方なんだろう」ということでした。

私も今まで、
自分の経験や勉強してきたこと、
自分の親から教わって来た事などを全て駆使して全力で子供に接し、
育てて来た、
と自分では思っています。
いや、
思っていました。
この本を読むまでは…

この本は
「勉強しなさい」「宿題はやったの？」とは言わないから始まり、
脳の力を踏まえて、
睡眠、
食事に関すること、
テレビ、
メール、
ゲーム、
悪い友達関係がどれだけ子供の伸びるべき学力であったり、
成長を邪魔しているのかということ。
そして、
親の接し方、
環境の作り方１つで子供はいかようにも変わっていくこと。
この本はそれが実によりシンプルに具体的に書かれいます。
その点が大変参考にもなり、
素晴らしいです。


親に対しては厳しく書かれているようにも見えますが、
実は、
親にも子供たちにも愛情がいっぱい注がれた内容になっていると感じました。

これは題名こそ「子供を第一志望に合格させた３つの親の共通点」となっていますが、
志望校に合格させるどころか、
子供が笑顔でいっぱいの素晴らしい人生を歩んでいくための道筋さえも示している本だと思います。
何度も何度も繰り返して読みたくなる本です。

「さあこれからしなければならないことがたくさんあるな〜」という気持ちよりも「子供とたくさんコミュニケーションがとれて楽しみだ」という気持ちにさせて頂きました。