地球上の生命の案内役E・コリ
本書の著者であるカール・ジンマーは、
アメリカ人サイエンスライターと紹介されているが、
生物学における「穏やかな論客」と言われる人物である。
「訳者あとがき」にもあるとおり、
その著書がリチャード・ドーキンスと並べて評される機会が多いそうで、
どちらも進化論の立場であるが、
ドーキンスが相手を倒すボクサーにたとえられるのに対し、
ジンマーは極めて優しい語り口に定評があるとのことである。
本書においても、
翻訳にあたった矢野真千子氏に、
「訳していて気持ちよかった」と言わせるほどの表現は、
読者に分子生物学・細胞生物学の魅力をたっぷりと紹介してくれる。
矢野さんといえば『迷惑な進化』や『ダーウィンが信じた道』でおなじみだが、
今回もさえわたった訳だ。


で、
この本の主役は、
書名にもあるとおり「分子生物学の発展にもっとも貢献してきた立役者」である大腸菌すなわち「エシェリキア・コリ=E・コリ」である。
このバクテリアは、
名前の由来となったテオドール・フォン・エシェリッヒに発見されてのち、
モルモットやショウジョウバエと同じように幾多の研究者によって研究の素材として扱われ、
人類にたいへん大きな貢献をしてきた。
多くの生物学上の発見がE・コリによってもたらされたのである。


本書では、
E・コリの発見から始まり、
細胞単体としての特徴、
性、
進化、
エネルギーの獲得、
遺伝・・・縦横に振られた話題は、
ノーベル賞を受賞した分子生物学者ジャック・モノーの「大腸菌にあてはまることは、
ゾウにもあてはまる」という言葉を枕にして進む。
本書を読み終わる頃には、
何となくE・コリ、
すなわち大腸菌に不思議な愛着さえ感じるようになるだろう。
大腸菌 〜進化のカギを握るミクロな生命体

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