頭が整理される会心の書物。
非常勤職員ながら労働問題に係る仕事をさせてもらっている。

非正規雇用労働者を使用する事業主に対して、
労働基準法を監督する立場から啓発指導する仕事である。
昭和42年に大学を出て以来、
定年に到達するまで、
人事労務の仕事一筋に従事してきた。
臨時工を採用しては半年後には正社員に登用したり、
家庭婦人を9時から16時30分までのパートとして採用し、
結構な金額のボーナスも支給し、
大切に使ってきた良き時代の思い出が私の労務管理の根底にある。

時代は移りバブルがはじける頃からわが国の労使関係は、
なりふり構わず、
人件費は単なるコストとして経営にとって負の側面ばかりを論じるようになってきた。
成長期には、
人材をコストと考える前に、
いかに高いレベルの仕事をしてもらって、
労働者の充実感を高めるとともに経営にとっても付加価値が増すことを考えていた。

そして今、
労働基準法に係る仕事をしていて常に感じるのは、
労働法制の不自然さである。
労働現場をみていないタテマエ論が多く、
仕事をしていても、
何か矛盾を感じながらの日々であった。

もともと、
労働法が専門ではない小生にとって、
濱口先生を存じ上げたのはこの度の新書が初めてであった。
頭の中のもやもやがスッキリと解消された気分である。

日本の「雇用」契約は「メンバーシップ」契約であること、
そこに日本の労使関係の原点があることは同感であるし、
加えて、
私は日本人の中にある強い差別意識、
常に自分よりも弱い立場の人間を作っておかなければ満足できないという「貧しい心」が作用しているのではないかと思っている。

現場の実態と、
そこで働く労働者の気持ちをしっかりと踏まえて、
労働関係の仕事をしていかねばと、
気持ちを引き締めた次第。
この書物は私にとって、
座右の一冊になった。
新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)

その他の感想

もう少し工夫したほうがいいのでは…
二人ともこのまま大きくなってね。
こういう商品の評価は?       なければ使えないもの
保証書?付いてませんけど・・・
商品事態には満足だが
難しいけど、
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