道徳性の進化、ボノボ、ネオ無神論
 フランス・ドゥ・ヴァールは、
世界的なベストセラー『チンパンジーの政治学』(産経新聞出版)を生んだ、
動物行動学の第一人者である。
と同時に、
『利己的なサル、
他人を思いやるサル』(草思社)をはじめとして、
道徳の進化について先駆的に取り組んできた研究者でもある。
そんな彼の待望の最新作が、
本書『道徳性の起源』である。

 本書が扱っている対象はおもに3つある。
すなわち、
(1) 道徳性の進化、
(2) ボノボなど霊長類の社会的行動、
(3) 近年活気づいている無神論(ネオ無神論)、
がそれである。
本書のタイトルが「道徳性の起源」で、
原書のタイトルが「ボノボと無神論者(The Bonobo and the Atheist)」であるのは、
その点を反映してのことだろう。

 まず(1)に関しては、
ドゥ・ヴァールは前著に続く議論を展開している。
前著『共感の時代へ』(紀伊國屋書店)では、
「共感(empathy)」に〈連続性〉と〈レベル〉の認められることが強調されていた(本書第5章も参照)。
そして本書では、
それに続く議論として、
「道徳性」にも〈連続性〉と〈レベル〉のあることが説かれている。
すなわち、
ドゥ・ヴァールによれば、
道徳性はヒトと類人猿(あるいは霊長類)に共通するものでありながら、
ヒトの道徳性はそこからさらに進化して、
それ特有の形になったのである。
もう少し詳しく述べると、
道徳性には「一対一の道徳」と「コミュニティへの気遣い」という要素があり、
そのどちらもがヒトと類人猿に共有されているものの、
とくに後者が高度に発達したものがヒトの道徳性だ、
とそういうのである(おもに第6章と第8章)。

 では、
先の(3)についての議論はどうだろうか。
ここでいう「ネオ無神論」とは、
クリストファー・ヒッチンス、
リチャード・ドーキンス、
サム・ハリス、
ダニエル・デネットの4人に代表される、
近年の攻撃的な無神論のことである。
そうした立場に対するドゥ・ヴァールの態度は、
科学と宗教に関する彼の見方と結びついている。
ドゥ・ヴァールの見るところ、
科学と宗教は競合するものではない。
というのも、
そもそも両者では扱う対象と領域が異なっているからである(cf
道徳性の起源: ボノボが教えてくれること

その他の感想

初体験
事例が、予想していたより高度なもので、面白かったです。
実務的であり類書で随一
最上級ハッピー・ムービー
母の健康の為に。
綿棒に使用
120となってますが、実質110ぐらいでしょうか 7インチタブレットとかは無理ですね 5インチ ゴリラで使ってます かなり揺れます 造りがヤワいので、そのうち折れそう
そこそこOK
着眼点は素晴らしい、だが、著者は本書と関わり過ぎていないか…
意欲作であるのは間違いないが・・・
断然に良い商品です。
楽しい単語ゲームも
皆様ゲームの方を書いているようなので
ツバメの品質のページ増大版
本編は最高、売り方は少々残念
毎晩楽しんでます
フロントの高級感がアップ
往年の火9刑事アクション製作裏側の奮戦が面白い。
あまり香らない?
価格相応なれど、使いやすし。
喪服購入
Shower proof
自宅用に購入
発行がいいです。
単語+数字シリーズの単なる枝葉に過ぎないのか…?
スピードに満足
懐かしいわ~
大きさはちょうどいい
小さくて収納に便利
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