領土問題で外国に「毅然とした態度」をとる前にこれを読め
 豊下さんの本は歴史的事実と条約や文献そのものに丁寧にあたって結論を出す。
『昭和天皇・マッカーサー会見』は出色の出来で、
昭和天皇と吉田茂の2重外交の実態などを明らかにしてくれた。


 この本も歴史的経緯や条約にあたって至極常識的な議論をしている。
尖閣問題などで感情的に吹き上がる前にこの本に書いてある事実や国際的な常識くらいおさえて欲しいと思う。
特にわらわれの年代以上の人々のネットでの発言があまりに条約や歴史的事実を知らないことに愕然とすることがある。
ネトウヨ、
じじウヨは感情的に「毅然とした態度」をとる前に読んで欲しい。
事実を知らない「愛国的態度」は逆に国益を損ない、
日本の立場を悪くすることを認識して欲しいと思う。


 まず安倍首相が解釈会見で出した朝鮮半島有事の事例は完全に嘘であることから議論が始まる。
米国が毎年韓国で行う訓練「非戦闘員救出作戦」の公式文章にあたり、
非戦闘員には邦人が含まれていないことを明確にする。
半世紀以上自民党自らが違憲としてきた集団的自衛権を行使するという歴史的な会見において嘘の事例を使う深刻な事態であることを説明する。


 このような事態至った原因のひとつを湾岸戦争のトラウマから説おこす。
オランダ、
イギリスや当事者のアメリカさえも湾岸戦争後調査委員会を設けて、
徹底的な解明を行った。
しかし小泉内閣のときに欺瞞を重ねて派兵したことによる誤魔化しを持っている日本はみずから国会などによる検証作業を行うことも出来なかったし、
しなかった。
「非戦闘地域とは自衛隊が行くところである、
自衛隊が行くところが非戦闘地域である」というトートロジーのごまかしによって自衛隊をなし崩しに派遣したことが今になって大きなつけとなっている。
まずホルムズ海峡の近海に公海は存在しない。
湾岸戦争時に機雷除去のために自衛隊が行ったところは他人の領土であり、
十分戦闘行為とみなされる。
そのあたりですでになし崩し的に集団的自衛権は国民の知らないところで行使されているのである。
集団的自衛権と安全保障 (岩波新書)

その他の感想

拝読させていただきました!
イイね^ ^
療養支援のバイブル
読了には相応のメディアリテラシーが必要
初学者に最適な1冊
コミックスでもダマスカス骸晶のシリアルはもらえます!
70年代のハートの名盤中の名盤!
絵がー
ひどいではないか。
恐竜部分の向きを変えられるのが楽しい
重宝しています!
迅速だが少し残念。
難しい・・
片手では持ちにくい
No9最高でした
本当は怖いねこにゃんを飼うこと
1ヵ月飲んで何も変化なし
最後の弟子、山本さんが彼の著作、業績を平易に解説しています!
ブレイクアウト・ネーションズ
初ジャラピケ
チューブが化学臭がしてリビングは不向き
やっぱり平和っていいね(笑)
オンボードから
凄い映画です
難しかった。
期待はずれでした
品の状態が良くなかったです。
良書ですが、期待値を高めすぎてしまいました
Here comes the drum again
非常に使い易い
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