値段相応かもしれません。

この価格帯で録りとラインの集約、
簡易エフェクタを利用できる点に利便性を感じられます。

まだ機材が揃っていない段階の方は低コストでそれらの恩恵を一度に受けられるので、

ステップアップの為のはじめの機材となるかもしれません。

機材が増えて出番が無くなっても、
PCのサウンドデバイスという位置づけにすれば、

サブミキサーとしてメインミキサーへの経路の一部に導入する事もできますので、

レコーディング用のI/Fとしての役目が終わった後も意外と長く愛用できます。


ただ、
録りの為のI/Fとミキサーを集約させながらこの価格の為か、

もう少し上のI/Fと比べると音に大きな差（篭ってる、
ハイの伸びが悪い、
ノイズ混入しやすい）
が感じられる点が、
この機材の中途半端な点とも言えますので、

もう少しコストをかけられるなら、
録りの為だけにコストがかけられているI/F、

ラインを集約する事だけにコストがかけられているミキサーを別々で揃えた方が、

長い目で見ると低コスト、
且つ、
購入される方の期待されているであろう
イメージに近い音質の宅録環境が得られるかもしれません。


以上の内容から、
I/Fとミキサーの導入に求められている物の比率が、

コンパクト、
利便性重視ならこのI/Fを、
音質重視であるなら他機種をおすすめします。


ちなみに、
私がこれを手に入れたときは、
箱にもマニュアルにもASIO対応とは書いていなくて、

サポセンにも問い合わせた上で「確認不足、
失敗した」と思った記憶がありますので、
後付で対応となったのでしょうか。

いずれにせよ、
ASIOドライバの不安定さについては、
一概には言えませんが「後付」から来ている所以かもしれません。