実在ゲキウマ地酒日記（１） の感想

色々書きたい事があるのですが
まずはこの本のレビューを書きたいと思います。

作者・須賀原洋行は
モーニングで長年連載していた「気分は形而上」という代表作もあり
過去にはアニメ（OVA）化もされていた。
しかし近年は雑誌の読者と自分の面白いと思うものの感性の食い違いから
連載が次々と打ち切りに遭い仕事が激減。
漫画がちょこっと売れていた三十路頃地酒にはまり業務用の冷蔵庫まで買い地酒を愛するようになる。
最近は上記の理由で仕事が激減した為なかなか思うように地酒が買えない。
財布を握るニョーボにせめて月2本は地酒を買いたいと頼むも説得できず。
そこで須賀原が考えたのは講談社のイブニング編集部に
地酒漫画の企画を持ち込み連載を獲るというもの。
それなら毎回地酒が飲めて仕事もゲットできてニョーボ法にも触れない。
呆れる編集者であったが企画の面白さと須賀原が差し入れした地酒にとりあえずチャンスを与えた。
それがこの連載であり漫画です。

そういう訳で元々マメに料理を作る須賀原は
各回で出て来る地酒に合うつまみを作り大好きな地酒を嗜む。
お酒好きな人は毎回登場する地酒が美味しそうに見えるだろうが
下戸な自分はつまみに作る料理がすごく美味しそうに見える。
簡単な作り方も描いていてくれているのでとても便利。
そしてダンナである須賀原が毎回調達する地酒と作ったつまみを
いつの間にかニョーボが勝手に飲食していて焦る。
というのが本作の大体の展開。
今までの須賀原作品を読んできた読者にとっては今作も期待を裏切らない面白さです。

さて。ここからは少し本作からずれますが
私も最近イブニングを読んでなかったので
ここのレビュアーさんのコメントを読んですごくビックリしました。
慌てて10月22日号のイブニングを買いに行きました。

最終回の「実在ゲキウマ地酒日記」早速読みました。
3年ほど前のことでした・・・という須賀原のモノローグから始まります。