人間の叡智 (文春新書 869) の感想
参照データ
タイトル | 人間の叡智 (文春新書 869) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐藤 優 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784166608690 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会一般 |
購入者の感想
ここ数年、筆者の著作はバブルとなっていた。
それは勝間和代や内田樹を見つけた出版業界がとった反応とまったく同じだった。
冊数を重ねるにつれ、当初の切れ味はどんどん鈍くなり、内容は薄くなっていった。
週間SPAの連載や自伝の漫画化あたりがそのピークだったと思う。
筆者の著作が出版界に登場したてのころは筆者の著作はほぼ全てチェックしていたが、バブルが進むにつれ、私は筆者の本を手にとることから遠ざかっていった。
私と筆者のそういう関係性の中、今回手にとったこの一冊は佐藤優の復活を告げる一冊だった。
切れ味鋭い筆者の洞察は現下の国際情勢を始め、大阪の橋下市長にまでおよぶ。
筆者なりの時事放談ともとれるが、一番の収穫は現在の国際情勢がゲームのルールが変わって、新たな帝国主義時代を迎えていると喝破したことにある。
この状況のなか、市井の一市民である我々がどのように生きていくまで論考は広がり、筆者渾身の一冊となっている。
ネットや既存メディアの低レベルの見解では満足できない全ての人におすすめする。
それは勝間和代や内田樹を見つけた出版業界がとった反応とまったく同じだった。
冊数を重ねるにつれ、当初の切れ味はどんどん鈍くなり、内容は薄くなっていった。
週間SPAの連載や自伝の漫画化あたりがそのピークだったと思う。
筆者の著作が出版界に登場したてのころは筆者の著作はほぼ全てチェックしていたが、バブルが進むにつれ、私は筆者の本を手にとることから遠ざかっていった。
私と筆者のそういう関係性の中、今回手にとったこの一冊は佐藤優の復活を告げる一冊だった。
切れ味鋭い筆者の洞察は現下の国際情勢を始め、大阪の橋下市長にまでおよぶ。
筆者なりの時事放談ともとれるが、一番の収穫は現在の国際情勢がゲームのルールが変わって、新たな帝国主義時代を迎えていると喝破したことにある。
この状況のなか、市井の一市民である我々がどのように生きていくまで論考は広がり、筆者渾身の一冊となっている。
ネットや既存メディアの低レベルの見解では満足できない全ての人におすすめする。