半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫) の感想

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参照データ

タイトル半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)
発売日2013-08-06
製作者半藤 一利
販売元文藝春秋
JANコード9784168122019
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 論文集・講演集・対談集

購入者の感想

本書を購入し、且つ「風立ちぬ」を劇場で観てきました。

私は、
・DEEPな「ジブリ作品ファン」ではないのですが、ナウシカ以降(「紅の豚」唯一作を除いて)、
全作劇場で観てます。
・半藤一利氏のファンであり、2001年文庫化の「ノモンハンの夏」以降の著書を大体購入して読んでいます。
これから映画を観る方へのネタバレを極力抑える為に、ちょっとチグハグな表現になってますが、ご容赦願います。

本書はおおまかに言うと、
◆前半:未だ映画を観ていない半藤氏と、宮崎監督の対談
◇後半:映画を観終った半藤氏と、宮崎監督の対談
で構成されています。

ですので、可能なら本書の、特に後半を読む前に「風立ちぬ」をご覧になる事をお奨めします。

また、単に「半藤一利氏ファンで、”文春新書でよくある”、半藤、戸高、秦、各氏による昭和史対談集
は好きだよ」、という方なら、映画を観なくとも楽しめはしますが、出来れば本書は映画を観た後、
記憶が残ってる内に後半を読んだ方が、間違いなく理解深く且つ面白く読む事が出来ます。

まず宮崎監督が個人的に半藤氏の著作が好きです、という趣旨のところから始まりますが、
お二人ともかなり深い「漱石のファン」であるところから話が弾み、半藤氏が劇場で観た後の後半対談になると、
テンションが一気に上がり、劇場版と、史実の違い(登場人物の立ち位置など)も語られています。
なお、半藤氏の奥方は、漱石の孫にあたる方だそうです。

半藤氏の話は、戦後間もない頃の、古き東京の話(川がまだ清流だった事や、橋の話。半藤氏は学生時代ボート部だった)、
前述の「漱石」の話と、お題は「いつものお得意のお題」なのに対し、宮崎監督が、それらに対して監督なりの感性、
考え方を返し、私個人は、
「ああ、宮崎監督はこういう考え方をされる方なのか」と意外な答えが多かった様に思います。

勿論、航空機を始め、数々のメカニズムに関する”宮崎監督独特の考え方、感性”も語られていて、劇場版では

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