今よみがえる三島由紀夫―自決より四十年 の感想
参照データ
タイトル | 今よみがえる三島由紀夫―自決より四十年 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 松浦 芳子 |
販売元 | 高木書房 |
JANコード | 9784884710866 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
著者は、現在都内の某区議会議員であるが、三島由紀夫とは、のちの夫、持丸博と三島の交遊の過程で三島由紀夫を知り、三島由紀夫に可愛がれた経緯が書かれているが、私が感動したのは、夫が三島由紀夫と縁を切り、かつ、三島に義理立てして務めていた雑誌社からも離れて、以降夫婦の、特に著者の辛酸な苦労話が後半に出てくる、そこに注目するものであり、三島そのものの思想や著作の解析や評価とは関係ない。
元々夫は保守の評論雑誌の編集者であるが、上記の経緯で、かつ三島自決後の多くの盾の会会員の生活の面倒を見るため、事業を起こし、ある程度成功する都度、破産する。その妻であった著者は、4人の幼子を抱え、税務署の赤紙貼りに何度も突き合わされ、一時は子供もろともに死のうか、とまで思いつめたこともある。が、子供の一言で吹っ切れ、以降塾等の経営などで4人の子供を育て、現在に至る、半世紀でもある。
私は、三島は三島として、この本は著者の半生に感動するものである
元々夫は保守の評論雑誌の編集者であるが、上記の経緯で、かつ三島自決後の多くの盾の会会員の生活の面倒を見るため、事業を起こし、ある程度成功する都度、破産する。その妻であった著者は、4人の幼子を抱え、税務署の赤紙貼りに何度も突き合わされ、一時は子供もろともに死のうか、とまで思いつめたこともある。が、子供の一言で吹っ切れ、以降塾等の経営などで4人の子供を育て、現在に至る、半世紀でもある。
私は、三島は三島として、この本は著者の半生に感動するものである