常微分方程式 (理工系の数学入門コース 4) の感想

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２ヶ月ほどで読みました。常微分方程式を勉強するのは二回目です。

常微分方程式では、異分野の数学（微分積分や線形代数など）が前提として要求されます。
本書は初学者を対象としており、上記の前提条件は必ずしも必要ではないと思います。
しかし微分積分は習得していないと、読み通すのは辛いかも知れません。

単なる方程式図鑑に成り下がっている粗悪な教科書も見受けられます。本書はその点は回避されていると思います。
理工系を対象としているため物理の例題も豊富なのは気に入った点です。

力学系の理論はちょっと収まりきらない印象でした。別の本で勉強した方が良いと思います。