ひきこもらない (幻冬舎単行本) の感想
参照データ
タイトル | ひきこもらない (幻冬舎単行本) |
発売日 | 2017-06-21 |
製作者 | Pha |
販売元 | 幻冬舎 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
著者のpha氏は、いわゆるサラリーマンとしての生活がどうしても肌にあわず、
辞職して働かない暮らしを選んだ京都大学卒のニート。
同著者の『持たない幸福論』と『しないことリスト』は一度読んでいるが、
これらは日本型の幸せモデルや労働観などがしっくり来ない人間に向けて、
彼なりに模索中のライフスタイルを提示するような内容だったと記憶している。
一方、今回の『ひきこもらない』ではそんな彼のライフスタイルはもはや前提になっていて、
彼の生活を軸にしたエッセイとしての色が濃かった。
そのため、文章そのものを素直に味わいながら、
別の価値観、別の人生に触れる事を素直に楽しめたように思う。
私とpha氏では心地いいと感じる生活はかなり違うのだろうと感じるが、
彼の肩の力の抜け方に気付かされることも多く、特に以下の一文は素晴らしかった。
『これからもたくさん面白いことをしてたくさん忘れながら、「あんまり細かいことをは覚えていないけどなんかいろいろいい感じだった気がする」くらいの気分でずっと生きていきたいなと思う。』
辞職して働かない暮らしを選んだ京都大学卒のニート。
同著者の『持たない幸福論』と『しないことリスト』は一度読んでいるが、
これらは日本型の幸せモデルや労働観などがしっくり来ない人間に向けて、
彼なりに模索中のライフスタイルを提示するような内容だったと記憶している。
一方、今回の『ひきこもらない』ではそんな彼のライフスタイルはもはや前提になっていて、
彼の生活を軸にしたエッセイとしての色が濃かった。
そのため、文章そのものを素直に味わいながら、
別の価値観、別の人生に触れる事を素直に楽しめたように思う。
私とpha氏では心地いいと感じる生活はかなり違うのだろうと感じるが、
彼の肩の力の抜け方に気付かされることも多く、特に以下の一文は素晴らしかった。
『これからもたくさん面白いことをしてたくさん忘れながら、「あんまり細かいことをは覚えていないけどなんかいろいろいい感じだった気がする」くらいの気分でずっと生きていきたいなと思う。』