地域創造のための観光マネジメント講座 の感想

１）いわゆる古い団体型観光時代以後、観光に革命がおき、特に、古い観光から新しい「地域創造型観光（ニューツーリズムや（着地）地元中心観光）」への流れがある。
２）それゆえ現在の観光は、この「地域創造型観光」というものに変貌し、非常に多様化し、ニューツーリズム化やＤＭＯ（着地マネジメント組織）の立ち上げなどが求められ、地元、企業、政策もすべて、その多様化した現在の観光への対応をもとめられている。
３）ところが、意外に、そのような主流となった地域創造型観光を、正面から、そして原理・原則からマーケティング・マネジメントまで漏れなくわかりやすく書いた総論がない。
４）本書では、なぜ「新しい地域志向型観光」なのか？それは、どこから来ているのか？「新しい地域志向型観光」の分類論、「新しい地域志向型観光」のマーケティング、「新しい地域志向型観光」の商品開発、まちづくり、「新しい地域志向型観光」での地元、企業、政策、地域づくりの役割、など、すべて書いてある。大学の半期分テキストに最適で、実際、使っている。