Best Kept Secret (The Clifton Chronicles series Book 3) (English Edition) の感想
参照データ
タイトル | Best Kept Secret (The Clifton Chronicles series Book 3) (English Edition) |
発売日 | 2013-03-14 |
製作者 | Jeffrey Archer |
販売元 | Macmillan |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | Subjects » Literature & Fiction » Genre Fiction » Family Saga |
購入者の感想
The Sins of the Father, Only Time will Tell が素晴らしかったため、今回の作も大いに期待していました。 前半はそこそこ良かったのですが、後半に入り全く失望いたしました。 私自身が仕事で国際輸送に従事しているため、物を運ぶのはどういうプロセスで何が必要か詳細に知っています。 技術革新で最近のやり方は当時とはずいぶん違いますが、基本は1950年代でも今と変わりません。 Sebastianがパスポートなしでアルゼンチンに渡り、ロダンの考える人に帯同して帰国する部分など、現実には全くあり得ないプロセスと運び方をしています。 Jeffrey Archerともあろうものがきちっとしたリサーチをしなかったのでしょうか。 優秀なチームもあると思うのですが、考えられないほど穴だらけです。たぶん、オークションの部分も、専門家が見ればおかしなものかもしれません。 The Sins of the Father で1920~30年代のイギリスの港湾の様子がリアルに描かれていたので、このギャップには当惑します。 3作目で手を抜いているのでしょうか。 後半のプロット自体も全体的に無理があり、終わり方も唐突な感じです。 少なくとも、早く次回作を読みたくなる、というものではありません。