A Prisoner of Birth の感想

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参照データ

タイトルA Prisoner of Birth
発売日販売日未定
製作者Jeffrey Archer
販売元Macmillan Digital Audio
JANコード9780230701397
カテゴリFormats » Audio CDs » Literature & Fiction » General

購入者の感想

 アーチャー自身がそう言ってます。なので話が瓜二つでも文句は言いっこなし。

1)無実の罪で投獄。
2)上手いこと脱獄。
3)復讐の為の資金を手に入れられるか?
4)自分を陥れた真犯人に復讐を果たせるかどうか?
5)潔白を証明できるか?

 大筋はこんな流れ。(3)〜(5)はあえてぼかしておきます。

 (2)脱獄の方法と(3)大金を手に入れる方法がリンクしていて読んでると分かる。ただここの「オチ」が、推理小説ばりで秀逸。やはり上手いね、アーチャーは。

 また(5)「潔白を証明できるか?」のシーンで明らかにされる事実の伏線はかなり前に張ってあり、それを分かって読んでいると「いつ明らかにされるか」をドキドキしながら待つ事になる。「早くアレを言ってやれ!」って感じ。コレが明かされた時の爽快感もたまらない。

 最後は割とあっけなく終わった印象で少し物足りなさも残ったけど、最後の最後のセリフで全体が上手く締まった感じ。これもまたアーチャーの上手いところ。「百万ドルを取り返せ!」「大統領に知らせますか?」に通じるものがある。

 星を一つ減らした理由は、(2),(3)のエピソードの辺りは、物語の核心から割と離れた印象で少し感情移入し切れなかったこと。読む前は「彼の最高傑作」を期待していたけど、個人的には決して「最高!」とは言えないなー、ってことで星5つは付けられなかったけど、一流の作品だとは思う。

 邦題を付けるとしたら「宿命のプリズナー」ってところかな。

【2010/10/15追記】

 最近オーディオブック(CD)を買い、車の中で聴いてますが(ただ今2回目)、改めて思った事。

<良い点>
 この本を読む前に"A Prison Diary"を読んでいるのですが、刑務所内の生活の描写は、塀の中の生活を経験した身だからこその生き生きとしたリアルさがあります。もちろんアーチャー自身は獄中生活を楽しんでいたはずはないと思うのですが(ただし"A Prison

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