アメリカのデモクラシー〈第2巻(上)〉 (岩波文庫) の感想
参照データ
タイトル | アメリカのデモクラシー〈第2巻(上)〉 (岩波文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | トクヴィル |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784003400944 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会一般 |
購入者の感想
トクヴィル(1805~1859)はどこまで見通していたのか?平等主義はどのような社会をもたらすのか?自由を求めた人民が、平等主義に陥る(あえて、陥るというほかない)。それが集権的権力(福祉国家?)を招き、公共の利益のため、私益を侵食する(ここでいう私益とは財産的というより精神的なもの)。安楽の自由を求めるものが、平等を媒介として、精神の自由を損ねかねないというパラドックス。
これはヴェーバー(1864~1920)の「プロ倫」にも似た常識のひっくり返しである。頭を揺さぶるには良書である。ただし、時間がかかる(4冊)。訳は読みやすいと思う。
これはヴェーバー(1864~1920)の「プロ倫」にも似た常識のひっくり返しである。頭を揺さぶるには良書である。ただし、時間がかかる(4冊)。訳は読みやすいと思う。