ヴィヴァルディ:四季、他 の感想
参照データ
タイトル | ヴィヴァルディ:四季、他 |
発売日 | 2008-01-23 |
アーティスト | シャハム(ギル) |
販売元 | ユニバーサル ミュージック クラシック |
JANコード | 4988005501431 |
Disc 1 : | 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第1番 ホ長調 RV269 ≪春≫ 第1楽章:Allegro 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第1番 ホ長調 RV269 ≪春≫ 第2楽章:Largo 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第1番 ホ長調 RV269 ≪春≫ 第3楽章:Allegro 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第2番 ト短調 RV315 ≪夏≫ 第1楽章:Allegro non molto-Allegro 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第2番 ト短調 RV315 ≪夏≫ 第2楽章:Adagio 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第2番 ト短調 RV315 ≪夏≫ 第3楽章:Presto 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第3番 ヘ長調 RV293 ≪秋≫ 第1楽章:Allegro 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第3番 ヘ長調 RV293 ≪秋≫ 第2楽章:Adagio 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第3番 ヘ長調 RV293 ≪秋≫ 第3楽章:Allegro 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第4番 ヘ短調 RV297 ≪冬≫ 第1楽章:Allegro non molto 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第4番 ヘ短調 RV297 ≪冬≫ 第2楽章:Largo 協奏曲集≪四季≫ 和声と創意への試み 作品8から 第4番 ヘ短調 RV297 ≪冬≫ 第3楽章:Allegro ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 ヴィヴァルディの様式による 第1楽章:Allegro moderato e maestoso ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 ヴィヴァルディの様式による 第2楽章:Andante dolorosa ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 ヴィヴァルディの様式による 第3楽章:Allegro assai |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 交響曲・管弦楽曲・協奏曲 |
購入者の感想
この曲と作曲家は、かなり好きな部類なので、いくつかの演奏を聴いてきた。
イ・ムジチだけでも、アーヨ、R・ミケルッチ、ピーナ・カルミレッリなど、数種聞いている。
ギル・シャハム盤のいいところは、ソロ・ヴァイオリンがいい意味で際立っていること。
演奏によっては、第1Vnと第2Vnが同じ比重で、区別がつかないことがあるが、
シャハム盤では彼の演奏が常に朗々と響き渡り、録音でも、そういう音の立て方をしている。
では、それがアンサンブルを乱しているのかというと、そうではなく、アンサンブルのまとまりを強めている。
それはオーケストラではなく、オルフェウス室内管弦楽団と共演していることも主な要因のひとつだろう。
オルフェウスはイ・ムジチのように指揮者を置かず、演奏者たちの自発性にゆだねている。
シャハム×オルフェウスは、この曲の演奏において、ひとつの理想的な形を提示しているように思う。
それとイ・ムジチですら古学派の影響を受けて、ヴィブラートを聞かさない奏法を採り入れている中で、
シャハムは、ごく自然に、指が動きたいと思うのに忠実に、最上質のヴァイオリンの音色を生み出していく。
これがかえって新鮮で、オルフェウスのメンバーたちと、流れるようなグルーヴ感、緊張感、高まりを
演奏全体にもたらしている。「夏」の第3楽章プレストなどは、今まで聴いた中で最もスリリングで説得力がある。
ヴァイオリンを加えたプログレッシブ・ロックの曲のようだった。
演奏が、新鮮でありながら刺激的(interestingという言い方が最も近い)なので、
あっという間に終わっていく。あまりにすぐにおわる(ように感じる)ので、
”どこかリピートでも省略しているのか”と、他の演奏と時間を比べてみたが、ほぼ同じだった。
録音がすごくいいので、おもわず音を大きくして聴いてしまう。そういう演奏であり、アルバム。
さらに、ここで終わらないのがこのアルバムの嬉しいところ。
イ・ムジチだけでも、アーヨ、R・ミケルッチ、ピーナ・カルミレッリなど、数種聞いている。
ギル・シャハム盤のいいところは、ソロ・ヴァイオリンがいい意味で際立っていること。
演奏によっては、第1Vnと第2Vnが同じ比重で、区別がつかないことがあるが、
シャハム盤では彼の演奏が常に朗々と響き渡り、録音でも、そういう音の立て方をしている。
では、それがアンサンブルを乱しているのかというと、そうではなく、アンサンブルのまとまりを強めている。
それはオーケストラではなく、オルフェウス室内管弦楽団と共演していることも主な要因のひとつだろう。
オルフェウスはイ・ムジチのように指揮者を置かず、演奏者たちの自発性にゆだねている。
シャハム×オルフェウスは、この曲の演奏において、ひとつの理想的な形を提示しているように思う。
それとイ・ムジチですら古学派の影響を受けて、ヴィブラートを聞かさない奏法を採り入れている中で、
シャハムは、ごく自然に、指が動きたいと思うのに忠実に、最上質のヴァイオリンの音色を生み出していく。
これがかえって新鮮で、オルフェウスのメンバーたちと、流れるようなグルーヴ感、緊張感、高まりを
演奏全体にもたらしている。「夏」の第3楽章プレストなどは、今まで聴いた中で最もスリリングで説得力がある。
ヴァイオリンを加えたプログレッシブ・ロックの曲のようだった。
演奏が、新鮮でありながら刺激的(interestingという言い方が最も近い)なので、
あっという間に終わっていく。あまりにすぐにおわる(ように感じる)ので、
”どこかリピートでも省略しているのか”と、他の演奏と時間を比べてみたが、ほぼ同じだった。
録音がすごくいいので、おもわず音を大きくして聴いてしまう。そういう演奏であり、アルバム。
さらに、ここで終わらないのがこのアルバムの嬉しいところ。