ワーグナー:楽劇《ジークフリート》全曲 [DVD] の感想

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参照データ

タイトルワーグナー:楽劇《ジークフリート》全曲 [DVD]
発売日2006-06-07
出演レヴァイン(ジェイムズ)
アーティストイェルザレム(ジークフリート)
販売元ユニバーサル ミュージック クラシック
JANコード4988005338396
カテゴリジャンル別 » ミュージック » クラシック » オペラ・声楽

購入者の感想

いい評価が出てないので、五つ星評価をUPします。

ルネ・コロのサヴァリッシュ版、ユングのバイロイト版など、いろいろ見まくった上で言うのですが、私はこのDVDを見て、少なくともイェルザレムを見直しました。
それまで、いまいち趣味じゃなかったのですが、この版のイェルザレムは明るく、溌剌として、イタズラ少年のような愛くるしさに満ちています。

正直、ジャケットの写真が間違ってるんじゃないでしょうか。

笑顔でノートゥンクを鍛える場面をジャケットの写真に使えば、絶対、みな手が伸びると思うんだけど。

オペラにビジュアルを求めるのは酷かもしれませんが、やはりジークフリート(ジークムント)はスリムでダンディな人に演じて欲しいという願いがあるので、そういう意味でも、イェルザレムには好感が持てました。

私個人としては、P・ホフマンのジークムントと同じくらい、はまってました。(どうせなら、これをカップリングにして欲しかった・・)

今はYouTubeにもばんばん出ちゃってるので、買おうかどうしようか迷っている人は、まずそちらで確認しましょう。

映像もクリアで綺麗です。

近年は奇妙キテレツな演出が多いですが、こういうオーソドックスなのが自然に馴染みますね。

ブリュンヒルデも女性的で優しい印象です。これならジークフリートも恋して当然、という感じ。最後のデュエットは恋愛映画のようにロマンティックです。

一般には鋭さや力強さが期待される役ですが、火の山で眠りについてからは「一人の女性になる」ということでよろしいんじゃないでしょうか。

ファフナーが「遊星からの物体X」という感じで、タラバガニみたい。

ミーメの「イヒヒ笑い」も上手いです。

レヴァインの指揮も無難に聞けます。

「原作に忠実に作りました」という感じの舞台です。

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